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インタビュー

曽我部の幅広い音楽性も垣間見られる、参加トリビュート作品

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2008年05月08日 18:00

ソース: 『bounce』 298号(2008/4/25)

文/久保田 泰平

 サニーデイ時代には不思議と少なかったけれど、ソロ以降は数多くのトリビュート系コンピへ顔を見せるようになり、幅広い音楽性を具体化してきた曽我部。ここではその一部を紹介しよう。まず、〈直系〉と呼ばれるほど多大な影響を受けてきたはっぴいえんど(“空色のくれよん”)や大滝詠一(“A面で恋して”)、あがた森魚(“赤色エレジー”)のトリビュート盤はいずれもある程度アレンジが想定できるものではあったが、聴けばやはりシビレるもの。また、サニーデイと共に90年代をサヴァイヴしたフィッシュマンズ(サニーデイにも同名の曲がある“BABY BLUE”をカヴァー)やピチカート・ファイヴ盤にも登場している。そして海外アーティストでいうと、ビートルズの子守歌カヴァー・コンピではランデヴーバンドのテイストとも繋がる“Grow Old With Me”を披露し、『STRAWBERRY』収録のレゲエ調曲“LOVE-SICK”で“No Woman, No Cry”の1フレーズを拝借したボブ・マーリーのトリビュート盤では、レニー・クラヴィッツがやったらこんな感じかも?的な“I Shot The Sheriff”を曽我部恵一BANDでカヴァー。さらにアントニオ・カルロス・ジョビン盤で聴かせた“The Girl From Ipanema”の厳かな弾き語りは、DVD『NAKED SONGS』の空気感ともシンクロする。

 知識量という点では彼より上はいくらでもいるけれど、その幅広い引き出しから選び出す際のセンス、料理法、世の中とのフィット感、消化具合はカヴァーにおいても非常に高いレヴェルで表れている。どんなものに〈なりきって〉もオリジナリティーとタフさの揺るがない曽我部の歌、歌声の進化はやはり素晴らしいと言わざるを得ない……言わずもがなだけど。
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