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インタビュー

the ARROWS(2)

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 ここでは彼らの過去作を紹介。まずは坂井竜二のイノセントな歌声が鮮烈な印象を与えた2003年作『東ファウンテン鉄道』(Nomadic:1)。淡い叙情性と疾走感が上手くブレンドされた、ロックの初期衝動を感じさせるフレッシュな一枚です。そして2004年作『スターサーカス』(Nomadic:2)は裏打ちのリズムが心地良い楽曲が並んだ、ルーツのひとつであるフィッシュマンズの影響も色濃いもの。とくに表題曲のキラキラとした浮遊感は絶品です! また、2005年の『昨日 今日 トゥモロー』(ラストラム:3)は彼らの真骨頂であるダンサブルなロックはもちろん、よりアコースティックな質感の曲が耳に残る作品に。メランコリックなメロディーラインが特徴的な名曲“BGMの向こう側”も収録されています。そしてメジャーに移籍した2006年には、インディー時代の音源の再録を中心にした『ARROW HELLO WONDERFUL WORLD』(ROCKER ROOM/ポニーキャニオン:4)を発表。サウンドの振り幅を感じるベスト盤的な選曲で、これ一枚でthe ARROWSの本質に迫れます。誰しもの心と共鳴する歌詞と、センティメンタルなメロディーを核に進化する彼らに今後も注目!
(編集部)


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カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2008年01月10日 20:00

ソース: 『bounce』 294号(2007/12/25)

文/宮本 英夫

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