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インタビュー

SEEDA(2)

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2007年11月01日 21:00

ソース: 『bounce』 292号(2007/10/25)

文/橋本 修

ディレクションはいらなかった

 「今回不本意だとすれば、SEEDAっていう名義になっていること。これが『SEEDA Presents 街風』というタイトルなら凄く良かったわけで。僕はミックスCD(DJ ISSOとの〈CONCRETE GREEN〉シリーズ)も出してるんですけど、途中からそのミックスCDに近いな、って思って」。

彼が指すのは、決して『街風』そのものの内容やクォリティーについての話ではない。「録音環境はダントツに良くなりましたね。『花と雨』もそうですけど、いままではクローゼットの中でラップを録ってたんですよ(笑)。3万円のマイクで録ってましたからね(笑)。それがいきなりウン十万のマイクになったりとか。あとは欲しい音がすぐ手に入るようになった」と語っているように、音質やサウンド的なクォリティーも当然上がっている。また、THA BLUE HERBのILL-BOSSTINO、KREVAといった意外性のある名前から、SCARSのBESやbay4K、NORIKIYO(SDP)、OKI(GEEK)など身近な顔ぶれまで、さらに現在ではFORCE OF NATUREとして知られている四街道ネイチャーの復活(祝!)というトピックもあり、それらの客演陣からはむしろ渾身のヴァースも何度となく発せられている。楽曲単位で見ても素晴らしいものが多く、なかでもストリートでハスリングすることへの未練を残すSEEDAと、それを諭すILL-BOSSTINOのやり取りが印象的な“MIC STORY”に至っては、もう何と言うか、感慨すら覚える。そんな作品がなぜ〈不本意〉なのか?

「ディレクションがいらなかったですね(笑)。自分ひとりでパッケージして、自分のアルバムだと思ってて。今回初めて自主制作じゃない形でやらせてもらったけど、そうなるといろんな人の意見とかも入ってくるから、そこは難しかったです」。

もちろん、この『街風』には現在のSEEDAの持つ多様なスキルが詰め込まれている。要は、ここで披露されているリリックの方向性や作品全体を彩るセンスが、そのまま現在のSEEDAのすべてではないということなのだろう。

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