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インタビュー

Bad Brains(2)

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2007年08月02日 16:00

更新: 2007年08月02日 17:29

ソース: 『bounce』 289号(2007/7/25)

文/池田 義昭

ジャーと〈PMA〉についてのアルバムだ

 このたびのニュー・アルバム『Build A Nation』は、99年~2001年までソウル・ブレインズと改名していた彼らがバッド・ブレインの名に戻り、同時にオリジナル・メンバーが揃っての作品となる。決して短くはないキャリアを持つ彼らが、久々のリリースとなる今作でこれまでと変わった点はあるのだろうか? また、ニュー・アルバムを制作するにあたってどんなことを考えていたのだろうか?

「(これまでとの制作面での変化は)あまりなかったよ。プレッシャーもまったくなかった。自然の流れに身を任せてるんだ。アルバムのコンセプトもない。むしろバッド・ブレインズのいまのヴァイブを捉えた感じだな。隠れたテーマやメッセージなんて何もないよ。強いて言うならば、ジャーと〈PMA〉についてのアルバムだ。物事をポジティヴに保とうとすることだな」。

 ここでいう〈PMA〉とは、彼らが信条としてきた〈Positive Mental Attitude(=肯定的な精神姿勢)〉のこと。この考えは彼らの音楽と深い繋がりを持っている。

「〈PMA〉はバッド・ブレインズの音楽すべてだ。俺たちがやることすべてがこの〈PMA〉とそのエネルギーに繋がっている。俺たちはグレイト・スピリットを通じて繋がってるんだよ。ジャーはどこにでもいるのだから」。

 今作のプロデュースを担当したのは、グループ名をバッド・ブレインズと同じ頭文字〈BB〉にしたという根っからの信者、ビースティ・ボーイズのMCAことアダム・ヤウク。

「アダムは素晴らしいヤツだよ。俺たちの一員さ。彼は俺たちを崇拝してくれてるからな(笑)。ま、マジメに言うと、彼のことはもう長年知ってるんだ。だから、いまだに〈坊や〉って呼んでるよ。アルバムの最終段階は、NYにあるビースティ・ボーイズ所有のスタジオで作業した。アナログな感じのサウンドを作ろうとしてたんだよ。アダムは俺たちが自由に音楽制作できるようにしてくれたし、物事が無事に進むよういろいろ気を配ってくれてたよ」。

 これまでに多くの伝説を残し、同時にH.R.の脱退や改名など幾多の変化を経験してきた彼ら。インタヴューの最後にダリルはこんな言葉を残してくれた。

「オリジナルのメンバーは一生バッド・ブレインズだ。俺たちはファミリーであり、ブラザーでもあるからな」。

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