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インタビュー

オンナたちが恋焦がれ、オトコたちは嫉妬する(!?)ジェシーの秘技をチラッと拝見!

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2007年07月12日 17:00

更新: 2007年07月12日 17:38

ソース: 『bounce』 288号(2007/6/25)

文/桑原 シロー

 的確なレピシで調合されたカクテルのようなメロディーで、一流女性シンガーたちを夜ごと酔わせ続ける罪作りなバーテンダー、じゃなくてメロディーメイカー、ジェシー・ハリス。ここでは彼のモテ遍歴を、ジェラシーを胸にしまい込みながら辿ってみよう。21世紀のクラシック“Don't Know Why”の女性シンガーによるカヴァーは山ほど生まれているが、どの曲からも〈私も歌いたいの!〉と嫉妬心混じりの声が聞こえてくる。ノラ・ジョーンズ『Come Away With Me』における彼女とジェシーの清く美しいベスト・フレンドっぷりは、多くのシンガーたちに〈ああ、私の近くにも彼みたいな人がいたらなぁ〉とため息をつかせたはずだ。少しセピアがかった色調の楽曲作りを得意とするジェシー。例えば、birdに提供した“喜怒哀楽も”は、彼のそういうセンスが如実に表れた一曲。こういう感じが嫌いな女子なんてまずいないだろう。トリスタン・プリティマンの『Twentythree』で、ジェシーは彼女と“Simple As It Should Be”を共作。こちらはオーガニックなテイストのフォーキー・チューンで、夕暮れの浜辺で口ずさんだりしたら泣いちゃうかも、って思わせるあたりの作りが巧すぎ! マデリン・ペルー『Careless Love』には、ジャジーでブルージーな3曲を提供。ここでは夜のムードの作り方も巧いということを証明した。さて最新仕事は、全曲プロデュースを手掛けた畠山美由紀の『Summer Clouds, Summer Rain』だ。とにかく、彼に対して〈シンガー・畠山〉の寄り添いぶりがいい。あったかい肩の持ち主なんだろう、ジェシーってきっと。

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