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インタビュー

Maroon5(2)

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2007年05月31日 14:00

更新: 2007年05月31日 18:57

ソース: 『bounce』 287号(2007/5/25)

文/村上 ひさし

カテゴリーが見当たらないだろ?

 マルーン5のセカンド・フル・アルバム『It Won't Be Soon Before Long』が完成した。そう、オリジナルのスタジオ・アルバムとしては、まだ2作目というのに少々驚きつつ……。それというのも、彼らのデビュー・アルバム『Songs About Jane』からはシングル曲が続出、長きに渡ってじわじわとヒットした背景があるからだ。

「あのアルバムが成功したのはすごくエキサイティングだったし、感謝してるよ。ラッキーだったと思う。それに、こうして新作を作れることになったわけだしね。でも、このアルバムでは僕らがどういうバンドなのかを、もっと理解してもらえると思うんだ」(アダム・レヴィーン、ヴォーカル)。

「僕らはヒット曲を出したけど、サウンドは他のポップ・バンドとは全然違っていた。しかもライヴではストレートなロックをやっていたから、僕らのことを理解できなかった人も多かったと思うんだ。僕らのことを分類できない……僕らを入れるカテゴリーが見当たらなかったんだよね」(ミッキー・マデン、ベース)。

「僕らをどのジャンルに入れればいいか、わからなかっただろ?」(アダム)。

「ジャーナリストやリスナーにとっては、あるシーンから出てきたバンドのほうがわかりやすいんだよね。でも僕らはどのカテゴリーにも属してなかったし、そうありたいとも思わなかった。だけど、このアルバムできっと僕たちの全体像を見てもらえると思うんだ」(ミッキー)。

 そうして出来上がった今作は、これまでのソウルフルな要素に加えて、一段とファンク色が強まった。

「うん、例えばトーキング・ヘッズを聴いて、改めて彼らの素晴らしさを再認識したりとか、そういった影響がこれまでとは違ったかたちで表れているんじゃないかな。あとマイケル・ジャクソンの、例えば79年作『Off The Wall』や82年作『Thriller』あたりの影響を強く受けているよ。僕らのファースト・アルバムって極端にダンサブルってわけじゃなかったよね。どちらかと言えばレイドバックした作品だった。でも今回は、そういうゆったりしたジャジーなサウンドとは対照的なことをやりたかったんだ。もっとダンサブルなサウンドをね。純粋にみんなを踊らせたかったっていうのもあったし」(アダム)。

 アルバムのプロデュースを手掛けたのは、初期段階ではマイク・エリゾンド(ドクター・ドレー、フィオナ・アップル)とマーク“スパイク”ステント(マドンナ、ビョーク)のふたり。その後、エリック・ヴァンレタイン(クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ、ロストプロフェッツ)や、以前からマルーン5とは仕事をしているマーク・エンダート(マドンナ、フレイ)らが受け継いで、複数のプロデューサーが起用されている。さらに、メンバー全員が全曲で演奏していることもあり、サウンドはかなりゴージャスになった印象だ。とはいえ、斬新さを狙っているわけではない。

「決して新しい音楽ではないよね、僕たちにとっても。以前から影響を受けてきた音楽の違った側面に焦点を当てたっていうか……例えばプリンスからの影響にしても、みんなが知ってるようなプリンスではなくて、80年作『Dirty Mind』や81年作『Controversy』時代の彼のサウンドに焦点を当てているんだ」(ミッキー)。

 また、“Won't Go Home Without You”ではポリスの80年代の大ヒット曲“Every Breath You Take”をモチーフにしたという。

「アルバムでは、自分たちが影響を受けてきた音楽のショウケースを示したかったんだ。“Won't Go Home Without You”を書き上げた時、ポリスっぽい雰囲気でやればうまくいくと思ったんだよ。それにソングライターとしての僕の目標は、“Every Breath You Take”の続編を書くことだったっていうのもあるし。うまくいったかどうかはわからないけれど、この曲はポリスへのオマージュなんだ。不思議なことに、僕たちがこの新作を出すって決まった時、ちょうど彼らも再結成したわけで……タイミングがちょっと良すぎだよね。僕たちの宣伝をしてくれてるようでさ(笑)」(アダム)。

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