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インタビュー

Akon(2)

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2006年12月14日 21:00

更新: 2006年12月21日 23:25

ソース: 『bounce』 282号(2006/11/25)

文/高橋 芳朗

アフリカにいた頃は……

〈晴れて自由になったことを表現〉した曲の解放感を象徴するかのように、“Smack That”は全米ポップ・チャートにおいて95位に初登場後、一気に7位にまでジャンプアップ(これはビルボード誌48年の歴史における最高記録となった)。現在では2位にまで上昇して“Lonely”をも凌ぐヒットを記録するに至っているが、同曲における最大のトピックとなると、やはり昨年のベスト・アルバム『Curtain Call : The Hits』を最後に沈黙を続けていたエミネムの客演/プロデュース参加だろう。

「“Smack That”はポップでクロスオーヴァーな楽しい曲。エミネムと俺のパーソナリティーにぴったりな曲なんだ。エムは飽きられないように自分のアルバムを出すまでは隠れてようとしたのかもしれないけど、みんな彼がいなくて寂しいと思ってたところだしね。結果的にお互いにとって効果的なタイミングだったと思うよ」。

 アルバムは、その“Smack That”を除く全編のプロデュースをエイコンみずからが担当。そのなかにはエイコンが送り出したT・ペインのヒット曲“I'm In Love With A Stripper”にも通ずる題材のスヌープ・ドッグとのジョイント“I Wanna Love You”、R・ケリー“Ignition”の引用も鮮やかな“Don't Matter”などが含まれるが、ひときわ異彩を放っているのは母国セネガルへの想いを綴ったルーツ・ロック・レゲエ曲“Mama Africa”だ。

「アルバムに最低1曲はアフリカについて歌った曲を収録しないと完成しないって思っていたんだ。アフリカに住んでいた頃はレゲエばかり聴いていてね。ブラック・ウフル、ボブ・マーリー、スティール・パルス、グレゴリー・アイザックス……アフリカに想いを馳せると、自然とレゲエを思い出すんだ」。

 その他、“The Rain”や“Never Took The Time”などからも窺えるように、ここにきてメロディーメイカーとしてさらなる成長を遂げているエイコン。今後は新たに設立したレーベル=コンライヴからリリースするチリ(TLC)のソロ・アルバムの制作をはじめ、R・ケリー、ニコール・シュルジンジャー(プッシーキャット・ドールズ)、エルトン・ジョン(!)らとの共演も控えているようだし、ゲットーの闇の奥から響いてくるようなエイコンの歌がメインストリームを染め上げるのはもはや時間の問題と言っていいかもしれない。

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