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インタビュー

まるで聴くバイアグラ!? いまのうちに聴いておきたいソカの定番を紹介!!

KMC 『2000 Pieces Of KMC』 VP(2000)

  マシェル・モンターノやアイワー・ジョージといった代表選手もフィーチャーした強烈にハードコアな一枚。KMC(=ケン・マーロン・チャールズ)はジョー・ギブスやスライ&ロビーといったジャマイカのプロデューサーとも仕事をしてきた人物で、今作もダンスホールの美味しいところを導入しながらソカの現在を浮かび上がらせている。ダンスホールのファンも入りやすいのでは?

BUNJI GARLIN 『Revelation』 VP(2002)

  野太い声でハードコアなDJスタイルをカマすブンジ・ガーリンも現在のソカを代表するアーティストのひとりで、98年のデビュー以来トップの位置をキープし続けている。そのDJイングはダンスホールからの影響も大きく、彼を称して〈King Of Raga Soca〉と呼ぶことも。マーヴィン・ゲイ“Let's Get It On”のユルユルとしたカヴァーもあるけど、全体を覆うムードはかなり濃厚。

TONY PRESCOTT FEATURING NICOLE GREAVES 『Mash』 VP(2004)

  サーフィス(といってもソカ・グループのほう)の一員としても活動しているアーティスト/プロデューサーのトニー・プレスコットによる最新作。伸びやかな歌声を聴かせるニコル・グレイヴスやジャマイカから参戦のマーシレスら客演陣に負けじと、容赦のない高速チューン“Mash”では自身も血の気の多いところを披露。速くて熱い!!

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2004年05月13日 13:00

更新: 2004年06月03日 19:14

ソース: 『bounce』 253号(2004/4/25)

文/大石 始