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カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2003年09月11日 12:00

更新: 2003年09月11日 18:39

ソース: 『bounce』 246号(2003/8/25)

文/青木 正之

ロッキンに疾走するブレイクビーツ!! アンクルが新たなサウンドと共に帰ってきた!!


 いまさら説明するまでもないが、19歳でモ・ワックスを立ち上げたレーベルの創設者であり、90年代のクラブ・ミュージックはおろか、サブカルチャーに至るまで影響力を及ぼしてきたジェームス・ラヴェル。彼の凄さはクラブ・ミュージックという枠に囚われない独自の感性とフットワークの軽さ、そして人の才能をいち早く見抜く眼力に他ならない。モ・ワックスからは、ジェームス自身の制作活動のパートナーとなるDJシャドウにはじまり、DJ KRUSH、ドクター・オクタゴン、マニー・マーク、カール・クレイグら、後々に脚光を浴びることとなる新進から、すでにシーンのキーパーソンとして活躍していた人物まで、錚々たる面々の作品をリリース。そんな彼自身のプロジェクトがアンクルだ。同ユニットは、まず94年に日本のヒップホップ黎明期を支えたメジャー・フォース・クルーの工藤昌之とのユニットで登場。98年には、デビュー・アルバムとなる『Psyence Fiction』を、新たなパートナー、DJシャドウと作り上げ、ヒットさせたのもいまだ記憶に鮮明なところ。

そして今回5年ぶりとなるセカンド・アルバム『Never, Never, Land』の制作にあたってジェームスが選んだのが、「彼は音楽を愛していて、オープン・マインドで、技術的にも優れていて、狂人で、スターで、僕の親友だ」(ジェームス)というリチャード・ファイル。エド・ラッシュとパイレート・ラジオでDJをやっていた経験もあるというそのリチャードいわく「『Never, Never, Land』は感情の高低の衝突。美しいレコードだ」とのこと。今作で彼は、プログラミング、アコースティック・ギター、ファルセット・ヴォイスを披露。DJシャドウが持ち込んだヒップホップ・タッチとは異なり、ビートを利かせながらもオーガニックでメロディックな、非ダンス・ミュージックをジェームスと共に描き出している。恒例のゲストには、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのジョシュ・オム、マッシヴ・アタックの3D、10CCのグレアム・グールドマン、ブライアン・イーノらが参加。そして極めつけは、すでに本国でのライヴで披露され話題を振りまいている“Reign”に参加したイアン・ブラウンとマニ。すでにUKのプレスの間では〈ストーン・ローゼズ再結成!?〉と大騒ぎだ。このように、いくつものサプライズが張り巡らされたこのアルバムが、至る所で議論の対象とされることは確実。またしてもアンクルによって我々は翻弄されることになりそうな気配だ。

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