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インタビュー

エゴ・ラッピン(2)

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2002年07月25日 12:00

更新: 2003年02月13日 12:16

ソース: 『bounce』 234号(2002/7/25)

文/小田 晶房

夜、ニョキニョキ出てきたモノを形に

ボブ・クロスビー楽団の名演で知られる、30年代のスウィング・スタンダード“BIG NOISE FROM WINNETKA”の小粋なブラスを引っ提げて、EGO-WRAPPIN'約1年ぶりのショウは始まる。ステージの名は『Night Food』。アルバム・タイトルは数々のカヴァーでも知られるカリプソの名曲からの引用との話だが、オリジナル曲の歌詞から意味するモノは、確かセクシャルな意味を持つ〈夜の食べ物〉のよう……もちろんそんな淫靡な空気も、本作にはみっちりと詰め込まれているわけで、まさに言い得て妙というところか。

「アルバムを作っていくうちに、熱帯夜っていうか、夏の夜のイメージが出てきたんですよ」(森)。

「胃にもたれるくらいかなりコッテリとした(笑)、ナイト・フードですね、今回。私は……行動は夜が多いですね、モノを作るのも夜。夜はなんか、違うところから芽が出てくるような感じがするんですよ。昼間より夜のほうが落ち着くぶん、思っていることとか考えていることが〈生えてくる〉感じがしますね。音楽作ることに関して言えば、夜、ニョキニョキ出てきたモノを形にしていると思うけど」(中納)。

彼らは、いつだってエンターテイナーで、CDのプレイ・ボタンを押した瞬間、そこに架空の世界が突然立ち現れるわけだけど、それが、いわゆるドリーミーなポップスが描き出す〈美しき虚構〉なんてものじゃなくって、日常の生活と地続きのような手触りを感じさせるものだったり。だからこそ感じさせる得も言われぬリアリティー。ただ、大阪から東京に居を移し早1年半、音楽に日々身を浸す生活になってから、彼らの日常に何かしらの変化はあったのだろうか?

「東京の生活に馴染んできた感じはありますね。無理して動いたりはしてないんですけれど。生活のリズムが大阪にいるころとは変わったんですよ。時間的にタイトになったから、自然にリズムが変わってきて。そのリズムで去年『満ち汐のロマンス』とか出したんですけれど、今年になってようやく自分のリズムが戻ってきたっていうか。それで、わりかしええ感じになってきたっていうか。もちろんTVも観るし、ゴロゴロしてますよ……かなり暗い(笑)。で、曲作るときはきっかけが重要ですよね。休みやし、昼間からビールでも飲もうとか(笑)。そんな時間の延長から出来てくる感じはあります」(森)。

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