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「レコーディングでは携帯端末を並べて音を鳴らして、それをものすごい高感度のマイクで録ってる。ラインをつなげて、ひとつの音源を1チャンネルずつさ、丁寧に録ってきれいに提示なんかしても全然おもしろくないじゃない。携帯って3音源とか4音源とかをガーン!!っていっしょに鳴らすと、普段は聴こえないけどチリチリしたノイズっていうか倍音成分がスピーカーから発生するんだけど、高感度マイクで録るとそれが拾えるんだよね。そこが良かったわけ。今回使った機種はそれぞれ1分くらいのデータしか鳴らすことができないから、例えば5分の曲だったら5つのファイルに分けてダウンロードしておいて。それを別々で鳴らして録ってから、あとでプロトゥールズで編集するっていう作業」

携帯サイト〈The END〉って?
「アーティスト・チャンネル〈The END〉は、アーティストが自由に出入りできる新しい仕事の現場を作りたいっていう理由で始めた。横尾(忠則)さんや(藤原)ヒロシ、中西(俊夫)くんなんかが参加して着メロや着ピクを配信してるんだ」





*iモードアクセス方法「3.メインメニュー 」→「8.待受画面」→「2.アート」→「アーティストC.TheEND」
*J-skyアクセス方法「3.メインメニュー」→「J-スカイメイン」→「エンターテイメント」 →「タレント・アーティスト」 →「アーティスト C. The END」

ジャケットを手掛けた横尾忠則の逸話って?
「横尾さんに〈『The END』だけにドクロってことでどうでしょう?〉みたいな感じでお願いしたら、これになった(笑)。今回、〈The END Channel〉っていうロゴが入ってるんだけど、これはそもそも横尾さんが69年に『The END Records』っていうピクチャー・レコード(写真左下・現在廃盤)を出してて。その時のロゴが頭に残ってたからアレンジして使ってもらったの。そういう意味では、『The END Records』、33年ぶり2枚目のレコードがこれ、ってことだね」


『The END Records』/横尾忠則

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2002年06月27日 17:00

更新: 2003年02月13日 12:23

ソース: 『bounce』 233号(2002/6/25)

文/もりひでゆき

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