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インタビュー

Primal Scream(2)

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2002年06月27日 12:00

更新: 2003年02月13日 12:31

ソース: 『bounce』 233号(2002/6/25)

文/村松太カヒRAW

プライマルはダンスする

 このアルバムで彼らが踵を返したのではないし、腰が引けている、というわけでも ない。ただ、『Xtrmntr』に比べたら、やかましくやんちゃなガレージ・パンクの2曲が入ってるぶんを考えても、それは楽しげだ。“Skull X”は、ギターがぎゃんぎゃんいってて、聴いてると、自分がギターになってしまったように思えてくる──「ギターは、全部アンドリュー・イネスが弾いてる。やばいだろ?」(ボビー)。“Sick City”は、デヴィッド・ホルムズのアルバム収録曲の再演──「最高の曲だよね。あれより、〈これぞロックンロール〉な感じに仕上げた」(ボビー)。

さらに彼らは(いや! こっちのエレメントのほうが遥かに重要なんだけど)、数限りないファンを魅了してきた、さんざよろける踊り方──サイケデリアでダンス、という折衷──にも、新しい領域を設けた。“Deep Hit Of Morning Sun”と“Autobahn 66”、この2曲はボビー言うところの〈ノイmeetsビーチ・ボーイズ〉もしくは〈バーズ〉だ。

「もちろん俺たちはサイケデリックな感覚に自信があるし、“Deep Hit Of Morning Sun”は過去最高の表現ができた一曲だと思ってる。尋常じゃないサイケデリック感覚が横溢していると思うし。でも、君が言うような〈サイケデリックの愉楽〉とかそんなもんじゃない。(歌詞を軽く歌って)ほら、ぜんぜん違うだろ」(ボビー)。

“Autobahn 66”は始まったとたん、20分くらい聴いていたいと思わせる。〈Autobahn〉とは、当時まだ珍しかった大型の電子楽器を持ち運んでいたことから警察にドイツ赤軍のテロリストだと疑われ捕まりかけたことがあるという(長い前置きだ、ファック!)、クラフトワークのヒット曲。〈66〉は?

「断っとくけど、これはワーキング・タイトルなんだ、たぶん変更する。たんにふざけて付けてみたんだ。車で聴くといい感じの曲かなって思ったからさ、ちょうど、クラフトワークやノイみたいな70年代のドイツのバンドの音楽の多くが車で聴くタイプの音楽だったって話になってね。〈66〉はチャック・ベリーもやってる“Route 66”から取った。この曲は本当にサイケだよね、すごく」。

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