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インタビュー

私と組んで、完全にネプチューンズの時代が来ちゃったわよ!

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2002年04月18日 15:00

更新: 2003年03月07日 18:59

ソース: 『bounce』 226号(2001/10/25)

文/轟 ひろみ

 まだ10月だけど結論づければ、2001年のR&B/ヒップホップ界は、もうネプチューンズ一色だった。2000年末のミスティカル~ジェイ・Zに始まり、アッシャー、ベイビーフェイス、リックス……と大物たちのアルバム先行シングル曲はホントにネプばっか!って感じ。同時にフィリーズ・モスト・ウォンテッドやケリースなどの身内、さらに、シャーデーからオール・セインツ、ペリー・ファレル、リンプ・ビズキット、イン・シンクまでの無節操とも取れる膨大な仕事を独自のファンク感覚で切り刻み、極めつけには自分たち(+1)でN.E.R.D.としてアーティスト・デビューまで果たしてしまった彼ら。八面六臂とはこのことだ。

で、そのN.E.R.D.で発露した彼らのプリンス的な密室ファンクこそが、ニュー・ブリトニーを生んだ最大の功労者だと言っていいだろう。曲名からしてプリンスな“I'm A Slave 4 U”にある、小気味よいヌメヌメ具合は、プリンスが手掛けた女性ヴォーカルもの──具体的に言えばヴァニティー6の“Nasty Girl”を思わせる毒々しくも官能的なファンクネスに溢れている。思えば、ネプチューンズはかつてプリンスの“The Greatest Romance Ever Sold”のリミックスを手掛けてもいたから不思議ではないのだが。

いまさらな80年代ブームとはまったく逆のアプローチからの、このネプ(リンス)志向、今後もブリ(ンス)には続けてもらいたい。


シェイ・シーガー“Clutch”(RCA)

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