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インタビュー

YUKI(2)

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2002年04月11日 03:00

更新: 2003年03月07日 19:20

ソース: 『bounce』 230号(2002/3/25)

文/望月哲

理屈でウダウダ言ってる感じって大嫌い


『PRISMIC』を制作する過程で彼女に大きな影響を与えたのが、シーガル・スクリーミング・キス・ハー・キス・ハーのヴォーカル/ギターにしてファースト・シングル“the end of shite”の作者でもある日暮愛葉その人。アンディー・スターマー(元ジェリーフィッシュ)、ラッセル・シミンズ(ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン)、大野由美子(Buffalo Daughter)、ミト(クラムボン)、高野寛、スピッツ、ズボンズ……と、ありえないほど豪華なミュージシャンがズラリ名を列ねる本作ではあるけれど、彼女自身、なかでもとりわけ印象に残っているのが日暮愛葉との運命的とも呼べる出会いだったそう。

「ソロでやっていくことに関しては、とにかく焦ってはいなかったんです。焦っても、そこにはなにもいいことがないっていうか。急いで辛い思いをしてやるのは、今の私には無理だとも思っていて。とにかく普通に楽しく音楽をやりたかったんです。

だから焦らずゆっくりと音楽をやっていきます、っていうこともずっと周りに言ってはいたんだけど……愛葉さんと会ったら2日間で突然4曲出来ちゃって(笑)。“the end of shite”を歌入れした時には、ディレクターと私で<もう決まったね、これで私デビューできるね!>ってノリに完全になってて。そこからは、もう!」。

正味の話、そこまで強固に2人を引き合わせたものとは一体なんだったのだろう?

「とにかく、前からシーガルが大好きで。ていうか、初めてシーガル聴いたとき、単純に悔しいなと思っちゃったぐらいなので。 こんな音楽ができるのってカッコイイな、羨ましいなってずっと思ってて。 愛葉さんは、一見タフな女性の象徴みたいな感じがするんだけど、実はすごく可愛いらしいんです。とにかく、すごく繊細だし。あとは音楽に対しての姿勢も共通するところがあって。<ここは適当に>とか一切ないし、とにかく迷いがない。 こっちとあっち、うーん、こっち!みたいな(笑)。その感覚が私と似ていたし。私、時間がかかったり理屈でウダウダ言ってる感じって大嫌いなんですよ。 そこも愛葉さんとは合ったのかな。なにより、すごく優しくて可愛い人だったから。たまに冗談で<なんだよ、この芸能人が!>って言われるんですけど(笑)、本当に愛すべき人っていうか。 やっぱりあの人はあの音楽を作る人なんだなっていうのがよくわかった」。

そのセリフをそっくりそのまま返したい。というか、このアルバムからは彼女=YUKIの人となりがグッと色濃く滲み出ていて。ジュディマリ門外漢だった僕のような輩にさえも、YUKIというシンガーが何を考え何を伝えようとしていたのかが手に取るように伝わってくる次第。

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