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『楓』に『ハナミズキ』に『366日』… 名曲の映像化作品がアツすぎる

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スピッツの名曲『楓』を原案としたラブストーリー『楓』が、2025年12月19日に劇場公開を控えている。一体どんな作品に仕上がっているのか、その全貌を覗いてみよう。

●曲×映像で織りなす感動のストーリー

数多くのアーティストにカバーされ、27年にわたり愛され続けるスピッツの名曲『楓』。同曲からインスピレーションを受け、映像化された作品が映画『楓』だ。『GO』や『世界の中心で、愛をさけぶ』など様々な恋愛映画を手掛けてきた行定勲が監督を務め、『ソラニン』『東京リベンジャーズ』などで脚本を担当してきた髙橋泉がオリジナルストーリーを書き上げている。

物語の中心人物である須永恵と恋人の木下亜子は、共通の趣味の天文の本や望遠鏡に囲まれながら幸せに暮らしていた……ハズだった。なんと恵だと思っている人物は、双子の弟のふりをした兄・須永涼だったのだ。実は本物の恵は事故で亡くなっており、亜子は恵が死んだことを受け入れられていなかったという。

そんな時に目の前に現れた涼を恵だと思い込んでしまったため始まった生活だったが、いつしか涼にとっても亜子が一番大切な人になっていた。しかし、実は亜子自身も打ち明けられない秘密を抱えており……。どんな結末を迎えるのか、気になるストーリーになっている。

さらに、福士蒼汰福原遥の2人が主人公を務めるほか、宮沢氷魚や石井杏奈宮近海斗Travis Japan)など、若手実力派の俳優陣たちが2人を支える友人役にキャスティングされているところにも注目だ。

実は名曲を映像化した作品は多く、一青窈の『ハナミズキ』や中島美嘉の『雪の華』、最近では爆風スランプ『大きな玉ねぎの下で』や、宇多田ヒカル『First Love』『初恋』の2曲をモチーフにした作品も映像化されている。また、HYの『366日』は映画化・ドラマ化の両方を果たしており、曲の世界観が作品に与える影響は大きいといえるだろう。

『楓』以外にも、数々の名曲を生み出してきたスピッツ。2023年にはスピッツのすべてを閉じ込めたインタビュー+フォトブックの第2弾「スピッツ 2」も発売している。スピッツの世界観を知ることで、映画『楓』をより楽しんで観てみてほしい。

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タグ : レビュー・コラム

掲載: 2025年10月24日 20:21