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フュジェ&レゼポペー 『モンテヴェルディ:歌劇《ポッペアの戴冠》』 3枚組 2025年10月30日発売

モンテヴェルディ:歌劇《ポッペアの戴冠》

ヴェルサイユに集う豪華歌手陣、モンテヴェルディ最後の傑作の精髄に迫る

3枚組


■作品詳細

イタリア初期バロック最大の巨匠モンテヴェルディが、齢76で亡くなる前に初演をみた最後のオペラ《ポッペアの戴冠》。ローマ皇帝ネローネが皇妃をないがしろにし、不貞の相手ポッペアの夫と共に斥けて堂々ポッペアと結ばれるに至る不実の物語を、老齢のモンテヴェルディは有能な後進カヴァッリや才人サクラーティらに助けられつつ、3幕の人間味あふれる音楽物語に仕上げました。現存する手稿譜には当時のオペラの常で器楽パートが通奏低音しか記されていませんが、詩句のニュアンスを活かした精彩あふれるレチタティーヴォや堂々の多声展開など声楽パートの充実には目を見張るものがあり、17世紀当時たびたび上演されたのも頷ける傑作となっています。
ソリストとしての録音も多い表題役のフランチェスカ・アスプロモンテやバロック・オペラのみならず歌曲解釈でも注目されるバルドゥッチを筆頭に、ザイシク、スコットら多忙な歌劇歌手たち、ルフィリアトルにビュフィエールといったベテラン勢も含め、欧州最前線をゆく歌い手たちがヴェルサイユ宮殿に集結。
各歌手の個性を存分に引き出しながら、確かな劇的一貫性の中で音楽をまとめあげる俊才ステファーヌ・フュジェの技量は流石というほかありません。少人数の弦楽と通奏低音だけで驚くほど豊かな音響を添える器楽も頼もしく、聴き応えある全曲録音に仕上がっています。
(ナクソス・ジャパン)

■収録曲

クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):歌劇《ポッペアの戴冠》(序幕と全3幕/1643年頃ヴェネツィアにて初演)
台本: ジョヴァンニ・フランチェスコ・ブゼネッロ(1598-1659)

【演奏】
ポッペア…フランチェスカ・アスプロモンテ(ソプラノ)
ネローネ…ニコロ・バルドゥッチ(カウンターテナー)
オッタヴィア、恋の神の合唱…エヴァ・ザイシク(メゾ・ソプラノ)
オットーネ、セネカの友人、恋の神の合唱…ポール=アントワーヌ・ベノス=ジアン(カウンターテナー)
ドルジッラ、恋の神の合唱…カミーユ・プル(ソプラノ)
セネカ、監査官…アレックス・ローゼン(バス)
アルナルタ、兵士、執政官…ニコラス・スコット(テノール)
乳母、ルカーノ、執政官…フアン・サンチョ(テノール)
運命の女神フォルトゥーナ、知恵と戦争の神パッラーデ、 美の女神ヴェネレ、恋の神の合唱…クレール・ルフィリアトル(ソプラノ)
恋の神、ダミジェッラ、恋の神の合唱…ジェニフェール・クルシエ(ソプラノ)
美徳の女神ヴィルトゥ、小姓、恋の神の合唱…アナ・エスクデロ(ソプラノ)
解放奴隷、兵士、セネカの友人、執政官…マルコ・アンジョローニ(テノール)
伝令の神メルクリオ、執政官補佐、セネカの友人、監査官…ジョフロワ・ビュフィエール(バリトン)

レゼポペー(古楽器使用)
ステファーヌ・フュジェ(チェンバロ、指揮)

【録音】
2023年12月12-13日 ヴェルサイユ宮殿「十字軍の間」

収録時間: 225分

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レゼポペー

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2025年09月25日 16:00