『ファニー・デイヴィス&アデラ・ヴァーン~録音全集』2025年9月下旬発売~クララ・シューマンの伝統を継承した2人のピアニスト

クララ・シューマンの伝統を継承した2人のピアニストの貴重な録音が復刻!
輸入盤CD
クララ・シューマンの伝統を継承した2人のピアニストのきわめて貴重な録音がAPRより復刻。彼女らが遺した録音で現存しているものは非常に少なく、現在までに発見されているすべての録音が初めてまとめて復刻されます(アデラ・ヴァーンの「女道化師」は別テイクが存在)。
クララの弟子で録音が遺されている数少ないピアニストの一人、ファニー・デイヴィスは生涯にわたってクララの解釈を忠実に継承したとされ、著名な音楽ライターであったジェレミー・シープマンは「弟子の中でもクララの演奏様式をもっともよく伝えるのはデイヴィスの演奏である」としています。一方のアデラ・ヴァーンはクララに才能を認められ、後にクララの娘、マリー・シューマンに学んだピアニスト。その録音や資料の少なさからほとんど名前を知られていませんが、ブラームスの「ピアノ協奏曲第2番」のプロムス初演でソリストを務め、またフランクの「交響的変奏曲」をいち早くイギリスに紹介するなど、当時のイギリスでは最高のピアニストとも呼ばれた人気者でした。クララの奏法と解釈を忠実に伝える録音が復刻に定評のあるAPRによって甦った、非常に高い資料的価値を持つ1枚です。
(東京エムプラス)
【曲目】
・シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54
ファニー・デイヴィス(ピアノ)、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、エルネスト・アンセルメ(指揮)
※録音:1928年6月15日-16日
・シューマン:子供の情景 Op.15
ファニー・デイヴィス(ピアノ)
※録音:1929年2月2日(ロンドン)
・シューマン:ダヴィッド同盟舞曲集 Op.6 より 第3曲、第7曲、第15曲、第16曲を除く
ファニー・デイヴィス(ピアノ)
※録音:1930年12月10日(ロンドン)
・ショパン:ポロネーズ第6番 変イ長調 Op.53 《英雄》
・セルバンテス:キューバ舞曲集 より
・モシュコフスキ:女道化師 Op.52-4
アデラ・ヴァーン(ピアノ)
※録音:1917年
【演奏】
ファニー・デイヴィス(ピアノ)
アデラ・ヴァーン(ピアノ)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
エルネスト・アンセルメ(指揮)
【録音】
1917年~1930年
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2025年08月27日 00:00