ラファエラ・グロメス『フォルティッシマ』2枚組 2025年9月12日発売~女性作曲家の作品集
前作につづく女性作曲家の作品に新たな光を当てたラファエラ・グロメスの新作が登場。
輸入盤CD2枚組
ドイツのチェリスト、ラファエラ・グロメスは、2023年にリリースしたアルバム『ファム~女性作曲家たちの肖像』と同様に、今作でも女性作曲家の作品に新たな光を当てている。英グラモフォン誌は、「真剣さと魅力の思慮深いバランス」と称賛し、「オーケストラを人生の冒険に導いている」と評した。
新作『フォルティッシマ』でもこの冒険は続き、長い間見過ごされてきた女性作曲家や、後世に道を開いた先駆者たちの世界初録音がいくつか収録されている。2曲のチェロ協奏曲と美しい小品に加え、P!NKとアデルのヒット・ソングの新しい編曲、イギリスの作曲家レベッカ・デールによるオリジナル曲も収録されている。
CD1は盟友ユリアン・リームとのピアノによる二重奏、CD2はアンナ・ラキティナ指揮のベルリン・ドイツ交響楽団と共演。アンナ・ラキティナは、ウクライナ人の父とロシア人の母の間にモスクワに生まれ、2018年にニコライ・マルコ国際指揮者コンクール第2位に入賞して注目を浴びた。現在は、アンドリス・ネルソンス率いるボストン交響楽団で副指揮者を務めている。
ラファエラ・グロメスは、『フォルティッシマ』に収録されている女性作曲家たちの生涯を研究するため、アーカイブで多大な時間を費やした。彼女は自身の個人的な人生と絡めて、9月にゴールドマン/ランダムハウスから出版される同名の本の中で、彼女たちの物語を語っている。
(ソニーミュージック)
【曲目】
<CD1>
1-4. ヘンリエッテ・ボスマンス:チェロ・ソナタ 第1番
5. ヴィクトリア・ヤグリング:ラルゲット
6-9. エミーリエ・マイヤー:ソナタ イ長調
10. メラニー・ボニス:瞑想曲
11-13. ルイーゼ・アドルファ・ル・ボー:ソナタ 作品17
14. アデル「All I Ask」
<CD2>
1-11. マリー・ジャエル、マリア・ヘルツ:チェロ協奏曲 ヘ長調
12. エリーザベト・カイパー:チェロと管弦楽のためのバラード 作品11
13-14. レベッカ・デール:"Femmage"(ファマージュ)
15. P!NK「Wild Hearts Can't Be Broken」
【演奏】
ジュリアン・リエム(ピアノ)<CD1>
ベルリン・ドイツ交響楽団 <CD2>
アンナ・ラキティナ(指揮)<CD2>
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2025年06月20日 12:00