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グザヴィエ・ドゥ・メストレ (hp) ルツェルン祝祭弦楽合奏団『ヘンデル』2025年8月29日発売~華麗なハープ協奏曲集

メストレ

巨匠ヘンデルに捧げる、天上のハープ。


輸入盤CD


世界で活躍中のハープ奏者グザヴィエ・ドゥ・メストレが、巨匠ヘンデルの作品をコンセプトとした新アルバムを完成させました。
このアルバムは、ヘンデルが作曲した唯一のハープ協奏曲である《ハープ協奏曲 変ロ長調 HWV 294 Op.4-6》を中心に、ヘンデルのオルガン協奏曲をハープとオーケストラ用にアレンジした作品が収録されています。これらの楽曲はルツェルン祝祭弦楽合奏団と共に演奏され、ハープの軽やかで表現力豊かな音色が、ヘンデルの作品に新たな光を注ぎます。
メストレはこのアルバムについてこう語っています。「ヘンデルのハープ協奏曲は、私が初めてのオーディションで先生からプレゼントされた最初のレコードでした。最初の音を聴いた瞬間、私の人生を左右する曲だと思いました。それ以来、オーディションでもレッスンでも、この曲はずっと私のそばにあります。しかし、レコーディングに取り掛かるまでに多くの時間を要しました。それは、この作品にふさわしいアルバム構成や共演者を検討していたからです。レコーディングに際しては私自身が新たに装飾音を考案しました。ルツェルン祝祭弦楽合奏団はまさに理想的なパートナーであり、ハープ用に編曲した2つのオルガン協奏曲は、私の思いの詰まったこのアルバムにはぴったりのカップリング曲なのです」
このアルバムには2つのソロ作品、神秘的な《主題と変奏)》、優雅な《組曲第7番 ト短調 VI.パッサカリア HWV 432》が収録されています。さらに、アップライト・フェルトピアノとハープのための《メヌエット変奏曲》、ハープとアコーディオンによる《エア変奏曲》といったユニークなコラボレーションも聞きどころです。
アップライト・フェルトピアノを弾いたジュリアン・クエンティンは、パリのデビュー・リサイタルで成功を収め、その後ソリストとして世界各地の主要音楽祭・芸術祭に定期的に招待されているピアニストです。マルティナスは、テレビ番組「リトアニアズ・ゴット・タレント」での優勝が話題の若きアコーディオン奏者で、クラシック音楽にとどまらない多彩な音楽スタイルの持ち主です。今作のアレンジャーであるアルモシュ・タロシュはメストレの弟子であり現役のハープ奏者。ヤン=ペーター・クレプフェルはオーケストラのアレンジャーとして数多くの映画やテレビドラマの劇伴で活躍しています。彼らのインスピレーションとメストレの共演により、ヘンデルの作品とハープという楽器の可能性を最大限に引き出しています。
まさに、ヘンデルの時代を超えた天才性と、「天上の声」をもつハープの魅力を称えたアルバムです。
(ソニーミュージック)

【曲目】
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル:
1. ハープ協奏曲 変ロ長調 HWV 294 Op.4-6
2. オルガン協奏曲 ニ短調 HWV 309 Op.7-4(メストレによるハープ編曲版)
3. オルガン協奏曲 ヘ長調 HWV 293 Op.4-5(アルモシュ・タロシュによるハープ編曲版)
4. 主題と変奏
5. 組曲第7番 ト短調 VI.パッサカリア HWV 432(タイニー・ベオンによるハープ編曲版)
6. メヌエット変奏曲(メヌエット ト短調 HWV 434,4より/ヤン=ペーター・クレプフェルによるハープとアップライト・フェルトピアノのための編曲版)
7. エア変奏曲(水上の音楽 第1組曲 HWV 348より/ハープとアコーディオンのための編曲版)

【演奏】
グザヴィエ・ドゥ・メストレ(ハープ)
ルツェルン祝祭弦楽合奏団(1-3)
ジュリアン・クエンティン(アップライト・フェルトピアノ:6)
マルティナス(アコーディオン:7)

【録音】
2025年1月21-22日、スイス、バーゼル、文化センター
2025年3月26日、ベルリン、オリーブ山教会

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2025年06月20日 00:00