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アニメ放送30周年目前!コナンとの繋がりが見逃せない青山剛昌作品3選

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1996年から始まり、2026年1月にアニメ放送30周年を迎える『名探偵コナン』。「30 YEAR PROJECT」と称して特設サイトもオープンし、今後様々な企画が展開されていくようだ。作者・青山剛昌といえばコナンが代表作だが、実は他にも数多くの魅力的な作品を手掛けており、中にはコナンと世界観がつながる設定も見られる。今回は30周年の節目を前に、チェックしておきたいコナン以外の青山剛昌作品を見てみよう。

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●コナンとの関連性が見逃せない青山剛昌の隠れた名作3選!

1987年から連載を開始したのが、マジック好きの高校生・黒羽快斗が主人公の「まじっく快斗」。快斗はある日、世界的マジシャンだった今は亡き父が「怪盗キッド」という大泥棒だったことを知る。父の死の真相を追うため、自ら怪盗キッドとしての道を歩み始めるというストーリーだ。

コナンで活躍する怪盗キッドの背景やルーツが明かされているため、コナンをより深く楽しみたい読者には欠かせない作品だろう。ちなみに2014年に「まじっく快斗1412」としてアニメ化されてはいるものの、コミックスは不定期で連載が続いており、いまだ完結していない。

もうひとつが1988年から連載を開始した作品「YAIBA」。天下一のサムライを目指してジャングルで修行を積んでいた刃(やいば)がひょんなことから日本に帰国し、ライバルとなる鬼丸や強敵たちとの戦いの中で成長していく。

コメディ色が強いバトル漫画で話もテンポよく進む作品だが、こちらの作品にはコナンに登場するキャラ・沖田総司が描かれている。ちょうど2025年4月より、『真・侍伝YAIBA』としてアニメ放送を開始。主人公の声はコナンと同じく高山みなみが担当している。

意外なところでは「4番サード」という野球漫画を描いており、主人公は高校2年生の長島茂雄。有名選手と同じ名前というだけで4番打者に選ばれるも三振ばかりのある日、茂雄はどんなボールでも打てる「神様のバット」を手に入れる。ヒットを量産し、ついには甲子園予選を迎えるという展開だ。ちなみにコナンが甲子園を訪れた際、観戦していた試合には長島が出場しており、「4番サード」から1年後の甲子園の様子が描かれている。

推理漫画のイメージが強い青山だが、ファンタジーやアクションバトルものなど、実は作風も幅広い。コナンとストーリーを共有したクロスオーバー作品も多いので、あわせて読むことで作品の理解度もさらにアップするはず。少しでも興味を持った方は、ぜひ気軽に手に取ってみてほしい。

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タグ : レビュー・コラム

掲載: 2025年05月20日 12:00