Joshua Redman(ジョシュア・レッドマン)『ワーズ・フォール・ショート』現代最高峰サックス奏者によるブルーノート二作目が登場
グラミー賞11度ノミネートのジョシュア・レッドマンのニュー・アルバムは、若きレギュラー・カルテットと練り上げた全曲書き下ろしの充実作!
約2年ぶりのリリースとなるアルバムは、ポール・コーニッシュ(p)、フィリップ・ノリス(b)、ナジル・エボ(ds)という現在のレギュラー・カルテットを中心とした編成で8曲を収録。
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■作品詳細
本作に参加のメンバーで数多くのツアーを回るうちにニュー・アルバムのインスピレーションが湧き、サウンドチェックの時間も利用してアイデアを練ってきたという本人の言葉通り、収録曲は全て書き下ろしの新曲という充実の内容となっている。
うち3曲には、メリッサ・アルダナ(ts)、スカイラー・タン(tp)、そして前作『ホエア・アー・ウィー』にも大きく貢献したガブリエル・カヴァッサ(vo)をゲストとして迎えている。
人間の不完全性の美しさがテーマだという本作では、これまで以上に楽曲やフレージングにリリカルな表現が見られるのも印象的だ。楽曲のアイデア自体はコロナ禍にできていたという彼は、本作のいきさつについて
「サウンドチェックの時、とある曲をプレイしてみようと思ったんだ。いい感じだったから、"もう一度やってみよう"とメンバーに言った。10分ほどで3曲ほど演奏して、"アルバムの準備はできた"と気づいたんだ。バンドを率いる時のアプローチはずっと変わっていない。最高のミュージシャンたちとプレイしているからね。
彼らはあらゆるジャズのボキャブラリーを習得しているだけではなく、優れた聞き手でもあり、コラボレーターでもある。つまり、グループの即興演奏と集団的な相互作用を通して、個々の才能を表現する方法をみんな知っているんだ」と語っている。
また、アルバムの内容については「私たちは未来がどうなるのかという大きな問いに直面している。言語への数学的なアプローチは、『知的』『生産的』『創造的』とはどういうことなのか、という問いさえも私たちに突きつけてくる。私は根っからのヒューマニストであり、言葉の影、テクノロジーでは捉えきれないものを信じているんだ」とコメントしている。
■収録曲
01. メッセージ・トゥ・アンセンド
02. ソー・イット・ゴーズ
03. ワーズ・フォール・ショート
04. ボロード・アイズ
05. イカロス
06. オーヴァー・ザ・ジェリーグリーン・シー
07. シー・ノウズ
08. エラズ・エンド
パーソネル:
ジョシュア・レッドマン(ts, ss)、メリッサ・アルダナ(ts on #2)、スカイラー・タン(tp on #5)、ガブリエル・カヴァッサ(vo on #8)、ポール・コーニッシュ(p)、フィリップ・ノリス(b)、ナジル・エボ(ds)
プロデュース:
ジョシュア・レッドマン
2024年11月30日~12月2日、ニューヨーク、オクターヴン・オーディオにて録音
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掲載: 2025年04月25日 10:39