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Toccata Classics レーベル~2021年10月発売新譜情報(6タイトル)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2021年09月15日 00:00

マルコム・アーノルド:管弦楽作品集

「知られざる作曲家による知られざる作品」をモットーに発足したイギリスのレーベル「Toccata Classics(トッカータ・クラシックス)」。
今回は世界初録音となる「ホフナング音楽祭(イギリスで開催されていた抱腹絶倒の冗談音楽祭)」のためにアーノルドが作曲した“美食大協奏曲”が収録された『マルコム・アーノルド:管弦楽作品集』に、ピーター・フィッシャー作曲の『吹奏楽のための作品全集』、近代カタロニアで活躍したマルク・ミゴとフアン・マネンの作品が収録された『カタロニアの小協奏曲集と幻想曲集』など、世界初録音を含む珍しい作品が目白押しです。

一部世界初録音
マルコム・アーノルド(1921-2006):管弦楽作品集
ジョン・ギボンズ(指揮)リエパーヤ交響楽団

2021年に生誕100年を迎えるマルコム・アーノルド。優れた映画音楽の作曲家として、また20世紀イギリスを代表するシリアスな交響曲の作曲家として評価されています。
このアルバムに収録された2つの作品は、アーノルドの対照的な側面をはっきりと示しています。タイトルを見るだけでも興味深い「美食大協奏曲」は、陽気で親しみやすいアーノルド。1961年に初演された"ホフナング音楽祭(イギリスで開催されていた抱腹絶倒の冗談音楽祭)"のための作品で(アーノルドは音楽祭の創設者で漫画家のジェラルド・ホフナングの友人だった)、一連のコース料理が音で描かれています。ウェイターが儀式用のナプキンを運び入れ、牡蠣をはじめとしたオードブル、スープ、メインのローストビーフ、チーズと続き、デザートのピーチメルバ(こちらはグノーのアヴェ・マリアのパロディ)が到着。そしてコーヒーと食後酒で締めるというもの。本来はウェイターが大きな役割を占めますが、音だけで聴いても存分に楽しめます。この曲は世界初録音です。転じて、交響曲第9番はシリアスな音楽。病と闘い完成が大幅に遅れてしまったこの曲、アーノルド自身が「地獄を通り抜けた」と語った後に作曲されただけあって、暗鬱な第4楽章の最後で光が差すような長調への転調が強い印象を残します。
(ナクソス・ジャパン)

世界初録音
ピーター・フィッシャー(1956-):吹奏楽のための作品全集
リード・トーマス(指揮)ミドル・テネシー州立大学ウィンド・アンサンブル

1956年、カリフォルニア州、マーティネズに生まれたピーター・フィッシャー。サンフランシスコのベイエリアでサンタクルーズ山脈を眺めながら子供時代を過ごしたフィッシャーは、最初は科学者を志していたといいます。しかしエルトン・ジョンの歌を知ってからはポピュラー音楽に傾倒、16歳のときにピアノを学び始め、その後ギターも習得、ロック・バンドに参加したのち、音楽の道に進むことを決意しました。そんなフィッシャーの作品はジャズやロックの香りが感じられる都会的な雰囲気を湛えています。
このアルバムに収録された作品も、ストラヴィンスキー、レブエルタス、バーンスタインらの影響を感じさせる、マンボ、タンゴ、タランテッラ、ワルツなど舞曲を元に、現代的なひねりが加えられた活気ある仕上がりです。
(ナクソス・ジャパン)

世界初録音
カタロニアの小協奏曲集と幻想曲集
ヴォロディミール・シレンコ(指揮)ウクライナ国立交響楽団、他

近代カタロニアで活躍した作曲家、フアン・マネンと1993年生まれのマルク・ミゴの作品集。二人とも作品にカタロニアの伝統音楽を採り入れており、その作風はマヌエル・デ・ファリャを思わせる斬新さを特長としています。フアン・マネンは管弦楽曲から歌曲まで数多くの作品を残しましたが、マネン自身が優れたヴァイオリニストであったため、このアルバムに収録されたヴァイオリン協奏曲でもロマンティックな情緒を湛えた美しい旋律を聴くことができます。マルク・ミゴは16歳の誕生日に祖父からCDコレクションを贈られクラシック音楽に開眼したという若き作曲家。カタロニアで学んだ後、ニューヨークに移住。ジュリアード音楽院で学び、2018年にオーケストラ作曲賞を受賞するなど注目の逸材です。このアルバムには3作品が収録されており、「ハンス・ロットの墓碑銘」は彼が敬愛するウィーンの作曲家へのオマージュとして作曲されています。
(ナクソス・ジャパン)

一部世界初録音
ニコライ・ミャスコフスキー(1881-1950):声楽作品集 第1集
タティアナ・バルスコヴァ(ソプラノ)、エリザヴェータ・パホモヴァ(ソプラノ)、オルガ・ソロヴィエヴァ(ピアノ)、他

近代ロシアの作曲家ニコライ・ミャスコフスキー。ベートーヴェン以降の作曲家としては、27曲と異例に多くの交響曲を書いたことで知られる他、13曲の弦楽四重奏曲や9曲のピアノ・ソナタなどさまざまなジャンルの作品を残しています。このアルバムでは彼の知られざる2つの歌曲集を収録。控えめな美しさを持つ濃密な作品を楽しめます。アルバムの最後にはヴァイオリン・ソナタが置かれていますが、これは1947年にモスクワでこの3つの作品が初演されたコンサートのプログラムに倣ったものです。ロシアで活躍する歌手たちとヴァイオリニストの巧みな演奏をお楽しみください。
(ナクソス・ジャパン)

一部世界初録音
ハンス・ヴィンターベルク(1901-1991):ピアノ作品集 第2集
ブリギッテ・ヘルビッヒ(ピアノ)

ユダヤ系チェコ人の作曲家ハンス・ヴィンターベルクの作品集。プラハ音楽院で微分音の作曲家として知られるアロイス・ハーバに師事、作曲法を学びました。ブルノを中心に歌劇場やアンサンブルの作曲家として活躍していましたが、1945年にテレジエンシュタットに収容されてしまいます。しかし同年5月8日に収容所が解放されたことで、彼は奇跡的に生き延び、戦後の1947年にドイツに移住。この間にもいくつかの作品を作曲しています。その後はバイエルン放送のエディターとして、またリヒャルト・シュトラウス音楽院で教育者として働きながら、ドイツ音楽界の発展に寄与しました。このアルバムには世界初録音の4曲を含む5作品を収録。ヤナーチェクやラヴェル、シェーンベルクら20世紀の巨匠たちの伝統を受け継ぐエネルギー溢れる作品を楽しめます。第1集と同じくブリギッテ・ヘルビッヒの演奏で。
(ナクソス・ジャパン)

3世紀にわたるロシアのヴィオラ・ソナタ集
バジル・ヴァンドリエス(ヴィオラ)、ウィリアム・デイヴィッド(ピアノ)

このアルバムに収録された4人の作曲家の活躍時期は3世紀にわたりますが、誰もがヴィオラを深い音色を際立たせ、存分に歌わせる方法に熟知していました。
「ロシア音楽の父」グリンカの未完のソナタは、「ロシアのヴィオラ音楽の父」と呼ばれるヴァディム・ボリソフスキーによる補筆完成版で聴くことができます。ボリソフスキーがこの補筆を行った頃は、大編成のオーケストラ作品やオペラをもてはやし、小編成の作品にはあまり目をくれなかったソ連当局の方向性により、音楽院でのヴィオラの指導のサポートもなかなか進みませんでした。そのためこの楽器を専門的に学ぶ学生もほとんど存在せず、新しいヴィオラのための作品があまり生まれなかった時代でした。その後は作曲家と演奏家が協力し、楽器のためのレパートリーを拡大、レヴォル・ブーニンの作品は優れたヴィオラ奏者としても活躍したルドルフ・バルシャイのために書かれています。またシェバリーンとソコロフのソナタは作曲年代が50年近く違うものの、どちらもヴァイオリン・ソナタ、チェロ・ソナタと併せて3部作として作曲されています。抒情あふれる作品をお楽しみください。
(ナクソス・ジャパン)