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岡城千歳による坂本龍一ピアノワークス第3弾!山本耀司パリコレの曲を弾く

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2018年10月09日 00:00


[Chateau Official Channel 公式チャンネルより]

日本語解説付き

「BTTB」からの選曲と前衛作品や習作時代のピアノソロ作品を含む「坂本龍一ピアノワークス1」、映画音楽を中心とした「ピアノワークス2」に続く岡城千歳による坂本龍一ピアノワークス第3弾。坂本自身も推薦文を寄せているように、岡城独自の解釈とダイナミックな演奏スタイルで、坂本作品の真価を全く別方向から新発見・再認識できる一枚。

「ブリッジ」は、山本耀司1995年秋冬プレタポルテのパリ・コレクションショーのために作曲された、坂本龍一の30分のピアノ曲。ミニマル的「ブリッジ」は、曲を構成する要素が最小限に抑えられており、その密やかで孤独な憂いに満ちたモチーフが微妙なニュアンスの変化を伴いながら展開していき、最終的に悲嘆で爆発していく。坂本の和声のこだわり、アコースティック、ミニマリズム、静謐さ、抒情性、センチメンタリズム、そういったものが集大成され、コアな坂本ファンの間で最高傑作との呼び声が高い楽曲。演奏は、坂本が「静」「静謐」とすれば岡城は「動」「ダイナミック」。モデルが歩くテンポ感、服の色彩の移ろいよる音色感、山本耀司のショウの全体的構成、こういったものすべての要素を包括的にとらえ、表現したものが坂本ヴァージョンとすれば、岡城ヴァージョンは視覚を一切排除し、岡城が坂本作品に対してピアノワークスシリーズを通して一貫して行ってきている、純粋に楽譜から音楽を読み取り、曲を再創造している。

岡城はこの新譜で「坂本龍一へのオマージュ、グレイテスト・アーティスト」という新曲を坂本に献呈している。しばらくしてピアニストとして活動休止していた岡城千歳のピアニストとして復帰第一弾に、これまで困難を乗り越える勇気をくれた坂本作品へ感謝と尊敬を込めてオマージュの新曲を捧げた。まず坂本に相談し「主題と変奏」の作曲技法と曲の構想とアイディアを伝えた。坂本より編曲の許可を得た後も、新曲完成後CD全曲を何度も聴いてもらい、CDのマスタリングの音質への指導なども受けながらCDを完成。この録音を非常に喜んだ坂本からライナーノートへの推薦文とエールを送ってもらったという。
2017年夏にMIDIキーボードで行われたスタジオ録音による「坂本龍一へのオマージュ」以外は、長野県文化会館ホクトホールでの名器ハンブルグスタインウェイによる2004年コンサートのライブ録音。このコンサートは驚くことに「ブリッジ」の日本初演だった。このライヴ録音を発売するに至った理由を岡城はこのように言う。「この時のコンサートは日本初演という名誉なことだったし、だから余計に自分でも気分が高揚していた。ライヴ録音ならではのヒートアップぶりや突っ走った高揚感や無茶ぶりが、この時1回きりのコンサートでこそ可能だった。今スタジオ録音したら自分は違う風に弾くかもしれない。ライヴならではのブリッジのハイテンションな即興性、これがオマージュの今の自分と対照をなしていてそれを残したかった」
(キングインターナショナル)

『坂本龍一ピアノワークス3』
【曲目】
坂本龍一:
1.Dear Liz
2.青猫のトルソ
3.坂本龍一へのオマージュ、グレイテスト・アーティスト
(ハープ、チェレスタ、プリペアド・ピアノ、マリンバ、微分音のための「 ブリッジ」のモチーフによる主題と変奏)
4.ブリッジ- Music for Yohji Yamamoto Collection 1995
(1995年秋冬プレタポルテの山本耀司パリコレクション)
5.Lonliness from "The Sheltering Sky"
6.ゴリラがバナナをくれる日
7.Dream from "Lack of Love"
8.Yamazaki 2002
9.Career Girl
【演奏】
岡城千歳(ピアノ)
【録音】
2004年、長野県文化会館ホクトクホール、ライヴ[1,2,4-9]
2017年、スタジオ録音[3]

「岡城千歳という優れたピアニストが、ぼくの曲を弾いたCDを作るという。習作時代の作品から最近のものまで網羅しているこんなアンソロジーはぼく自身も作ったことがなく、もちろん初めての試みだ。そして岡城はぼくより数段ピアノがうまいんだから、これ以上いいことはない。」
(坂本龍一、ライナーノートより『ピアノワークス1』)

「自分の音楽が違う衣装を着て、別な表情でぼくの前に現れたので、とても新鮮でした。」
(坂本龍一、ライナーノートより『ピアノワークス3』)

「坂本龍一作品を岡城千歳が弾くことで、坂本龍一自身が作曲し演奏する音源はたしかに『オリジナル』ではあるかもしれないが、唯一絶対で、動かせないものではなくなり、オリジナル至上主義を解放するものとなるだろう」
(小沼純一、ライナーノートより『ピアノワークス3』)