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新進ヴィオラ奏者・安達真理デビュー!ヴェテラン深沢亮子との至福のシューベルト演奏

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2017年12月19日 00:00

安達真理&深沢亮子


安達真理はカメラータ・デ・ローザンヌのメンバーとして伊藤亜美、鈴木舞とともにピエール・アモイヤルの元で研鑽を積み、インスブルック交響楽団の副首席ヴィオラ奏者を2年間務め、2015年に伊藤亜美に連れられるように帰国。たちまち若手ヴィオラ奏者のホープとして各方面で認められ、今回、日本クラシック音楽界の重鎮、中野雄氏のプロデュースによりCDデビューすることとなりました。

私が初めて安達真理を聴いたのは、2015年8月に荻窪で開催された伊藤亜美とその仲間たちによるサロン・コンサートでした。伊藤亜美と安達真理はイグデスマン(1973生まれ)の機知に富んだデュオ作品を演じました。ここでの安達真理の演奏の素晴らしかったこと!伊藤亜美のヴァイオリンも相当に濃厚だと思っていましたが、安達真理はそれ以上の仇っぽさ。太く土臭い音色と人懐っこい節回しはジプシーヴァイオリンのラカトシュを思わせました。もちろん、これは作品の性格を大胆に表出したからにほかならず、作品の様式に応じてまた違ったアプローチとなることは、言うまでもありません。

その後、伊藤亜美が安達真理をあちこちに紹介したことで、「おそろしく上手いヴィオラ奏者がいる」と評判となり、2016年5月にはティアラこうとう大ホールでベルリオーズの《イタリアのハロルド》のヴィオラ・ソロを演奏、2017年4月には東京芸術劇場コンサートホールでエルガーのチェロ協奏曲(ヴィオラ版)を演奏、それぞれ大成功を収めました。同年にはテレビ朝日「題名のない音楽会」、NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」にも出演しています。

今回のシューベルトは、ウィーン国立音楽大学室内楽科に学んだ安達真理が、やはりウィーン国立音楽大学を首席卒業した大ヴェテラン、深沢亮子と共演したものです。この顔合わせを思いついた中野雄氏の慧眼はさすがと言うべきです。

《アルペジオーネ・ソナタ》の始めの9小節の絶妙なピアノ・ソロ!中野氏が「神がかってきた」と評した深沢亮子のピアノにより、聴き手はたちまち別世界へ連れ去られてしまうことでしょう。その気分を安達真理が心の奥底に届くようなヴィオラの深い音で引き継ぎ、シューベルトの名作を甘美に流され過ぎることなく、極めて内容豊かに演じてゆくのです。この聴き古された名曲が、初心の感動と作品への敬意をもって合奏され、聴き手にいままで気付かなかった美の世界を提示するのに驚かされます。

歌曲集《冬の旅》からの歌曲をヴィオラ編曲した9曲も、単にヴィオラで旋律を歌うだけでなく、作品の情景が見えるような美しい演奏が展開されてゆきます。ラストはシューマンのアダージョとアレグロ 変イ長調 Op.70。これももともとホルンとピアノのための作品ですが、安達真理のヴィオラはホルンでもなかなか出せないほどの深い音で、味わい深い演奏を聴かせてくれます。

弦楽器好きの方はもちろん、シューベルト、シューマンの音楽を愛する方には必携のディスクと言えるでしょう。
(タワーレコード 商品本部 板倉重雄)


若手ヴィオラ奏者安達真理とベテランピアニスト深沢亮子が至福のアンサンブルを奏でる!
シューベルト歌曲集「冬の旅」がヴィオラとピアノで素敵な詩を語る…

言葉で表現すると難しくなるが、このCDを聴いて下さる方なら最初の数秒間で、「ああ、深沢亮子のシューベルトだ、安達真理のシューベルトだ」という感想を持たれると思う。稀有の資質を付与されてこの世に生を享け、理想的な教育と風雪の歳月を経て磨き抜かれた再現芸術家二人の個性が、古今の楽聖の作品の演奏を通じて、私達の心をうつのである。
(ライナーノートより抜粋)【音楽プロデューサー:中野雄】

【曲目】
シューベルト:アルペッジョーネ・ソナタ イ短調 D.821 Op.posth.
(1)I Allegro moderato
(2)II Adagio
(3)IIIAllegretto

シューベルト:歌曲集《冬の旅》 D.911 Op.89 抜粋 (ヴィオラ版)
(4)おやすみ
(5)風見
(6)菩提樹
(7)鬼火
(8)春の夢
(9)郵便馬車
(10)道しるべ
(11)宿屋
(12)辻音楽師

(13)シューマン:アダージョとアレグロ 変イ長調 Op.70

【演奏】
安達真理(ヴィオラ)
深沢亮子(ピアノ)


<安達真理(ヴィオラ)>
4歳よりヴァイオリンを始める。桐朋学園大学在学中にヴィオラに転向。卒業後、同大学研究生修了。ウィーン国立音楽大学室内楽科を経て、2013年ローザンヌ高等音楽院修士課程を最高点で修了。2015年、同院ソリスト修士課程を修了。2011年よりカメラータ・デ・ローザンヌのメンバーとしてピエール・アモイヤル氏と共に多数の公演を行う。2013年よりインスブルック交響楽団にて2年間副首席ヴィオラ奏者を務めた。霧島国際音楽祭にて特別奨励賞、優秀演奏賞受賞。第6回大阪国際音楽コンクールアンサンブル部門第1位受賞。ウィーン国立音楽大学国際夏期アカデミーにおけるコンクールにてソリスト賞受賞。受賞_者コンサートの演奏がオーストリア放送協会にてラジオ放送された。カール・フレッシュアカデミーにて、カール・フレッシュアカデミー協会賞、特別賞を受賞。バンベルク交響楽団にて首席ヴィオラ奏者として客演。2016年パーヴォ・ヤルヴィ氏の推薦によりパルヌ音楽祭に出演。2018年エストニア祝祭管弦楽団ヨーロッパツアーに参加。バーデン=バーデン・フィルハーモニー管弦楽団、ローザンヌ室内管弦楽団等と共演。テレビ朝日「題名のない音楽会」、NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」に出演。2018年度東京オペラシティ主催リサイタルシリーズ「B→C」に出演が決まっている。ヴァイオリンを篠崎功子、ヴィオラを店村眞積、ジークフリード・フューリンガー、今井信子、ギラッド・カルニ、室内楽をヨハネス・マイスル各氏に師事。

<深沢亮子(ピアノ)>
12歳で全日本学生音楽コンクール小学校の部で全国第1位、文部大臣賞を受賞。15歳のとき第22回日本音楽コンクールで首位受賞。17歳でウィーン国立音楽大学に留学、1959年同校を首席で卒業。翌年、ウィーン楽友協会のブラームス・ザールにおいて海外デビューリサイタルを開催し、絶賛される。1961年ジュネーブ国際音楽コンクールで最高位入賞(1位なしの2位)。以来ヨーロッパの諸都市や南米、アジアの主要都市でリサイタルや室内楽、オーケストラとの共演等国際的な舞台で活躍(共演した指揮者は、L.v.マタチッチ、G.ヴァント、H.ヴァールベルク、小澤征爾他。オーケストラはN響、東響、読響、N.O.トーンキュンストラー管弦楽団他。室内楽は新・旧のウィーン八重奏団、ブリュッセル弦楽四重奏団、シュトイデ弦楽四重奏団他)。日本の作品も内外に数多く紹介する。また、度々ウィーンのベートーヴェン国際ピアノコンクール、日本音楽コンクール他の審査員を務める。著書、CD多数。2015年には、ハイドンとシューベルトによる「Fantasie幻想」が『レコード芸術』誌において特選盤となる。英国ケンブリッジ国際伝記センター(IBC)により「最も優秀な100人の音楽家」の1人に選ばれる。1963年大阪府民劇場奨励賞を受賞。日本音楽舞踊会議代表理事。1995年千葉県文化功労者。永井進、G.ヒンターホーファー両教授に師事。