ギドン・クレーメル~協奏曲録音全集on DG & Philips(CD22枚組)
ラトビアのリガで生まれ、4歳の頃から父と祖父よりヴァイオリンの手ほどきを受け、7才でリガの音楽学校に入学。モスクワ音楽院でダヴィド・オイストラフに師事。1967年にエリザーベト王妃国際コンクールに入賞す、1969年にはパガニーニ国際コンクール、1970年にはチャイコフスキー国際コンクールにて相次いで第1位の栄光を獲得し、世界のトップ・ヴァイオリニストとしての地位を確立。レパートリーは非常に多様であり、古典派、ロマン派などのクラシック・スタンダードはもとより、ヘンツェ、ベルクやシュトックハウゼンといった20世紀の作品にも積極的に取り組んでいます。なかでも自身の出身地であるロシアや東欧の作曲家による作品の発掘や演奏に熱意を傾け、それらの作曲家からも新曲を献呈されています。際立った音楽性と楽曲の解釈が讃えられている一方で、バルト三国から有能な若い音楽家の育成を目的として1997年にクレメラータ・バルティカを設立し、世界のあらゆる地域でツアーを行っています。今回クレーメルの70歳を記念して完成したこのセットにはDGとPhilipsへの協奏曲録音が全て収められ、2001年録音のクレメラータ・バルティカとの「シュニトケ:3人のための協奏曲」が、このセットのために特別に収録されています(初出音源)。 オリジナル・ジャケット・デザインによる紙ケースに収納。ブックレットには、音楽学者である批評家でもあるWolfgang Sandner氏による書き下ろしライナーノーツと、クレーメルの多数の写真が掲載される予定です。
(ユニバーサルミュージック)
【収録曲目/演奏/録音】一覧
【CD1】
J.S.バッハ
ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV.1041
ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調 BWV.1042
2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV.1043
オーボエとヴァイオリンのための協奏曲ハ短調 BWV.1060
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン&指揮)
ハインツ・ホリガー(オーボエ)
アカデミー室内管弦楽団
[録音]1982年
【CD2】
バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第1番 Sz.36
ピエール・ブーレーズ(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
[録音]2004年
ベルク:ヴァイオリン協奏曲「ある天使の思い出に」
コリン・デイヴィス(指揮)バイエルン放送交響楽団
[録音]1984年
ブリテン:ヴァイオリンとヴィオラのための協奏曲
ユーリ・バシュメット(ヴィオラ)
ケント・ナガノ(指揮)ハレ管弦楽団
[録音]1984年
【CD3】
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲断章
ベートーヴェン:ロマンス第1番ト長調 Op.40
シューベルト:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 D.345
シューベルト:ロンド イ長調 D.438
エミール・チャカロフ(指揮)ロンドン交響楽団
[録音]1978年
【CD4】
ベートーヴェン
ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.61
ネヴィル・マリナー(指揮)アカデミー室内管弦楽団
[録音]1980年
【CD5】
バーンスタイン:セレナード(プラトンの「饗宴」による)
レナード・バーンスタイン(指揮)イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
[録音]1978年
ローレム:ヴァイオリン協奏曲
レナード・バーンスタイン(指揮)ニューヨーク・フィルハーモニック
[録音]1988年
【CD6】ブラームス
ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.77
ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調 Op.102
ミッシャ・マイスキー(チェロ)
レナード・バーンスタイン(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
[録音]1982年
【CD7】
フィリップ・グラス:ヴァイオリン協奏曲
シュニトケ:合奏協奏曲第5番
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ライナー・コイシュニヒ(ピアノ)
[録音]1992、1991年
【CD8】
グバイドゥーリナ:オフェルトリウム(ヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲)
シャルル・デュトワ(指揮)ボストン交響楽団
[録音]1988年
グバイドゥーリナ:T.S.エリオットへのオマージュ(八重奏とソプラノのための)
クリスティーン・ウィトルシー(ソプラノ)
イザベル・ファン・クーレン(ヴァイオリン)
タベア・ツィマーマン(ヴィオラ)
ダヴィート・ゲリンガス(チェロ)
アロイス・ポシュ(コントラバス)
エドゥアルト・ブルンナー(クラリネット)
ラドヴァン・ヴラトコヴィチ(ホルン)
クラウス・トゥーネマン(ファゴット)
[録音]1987年
【CD9】
アルトゥール・ルリエー
小室内楽曲
リトル・ギディング
独奏ヴァイオリンと弦楽合奏のための室内協奏曲
トーマス・クルク(指揮)ドイツ・カンマーフィルハーモニー
ケネス・リーゲル(テノール)
[録音]1992年
【CD10】
メンデルスゾーン
ヴァイオリンとピアノのための協奏曲ニ短調
ヴァイオリン協奏曲ニ短調
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
オルフェウス室内管弦楽団
[録音]1988年
【CD11-12】
モーツァルト
ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲変ホ長調 K.364
ヴァイオリン協奏曲第1番変ロ長調 K.207
ヴァイオリン協奏曲第2番ニ長調 K.211
ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K.216
ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調 K.218
ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K.219「トルコ風」
ニコラウス・アーノンクール(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
キム・カシュカシアン(ヴィオラ)
[録音]1983、1984、1987年
【CD13】
パガニーニ
ヴァイオリン協奏曲第4番ニ短調
ソナタ・ヴァルサヴィア
リッカルド・ムーティ(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
[録音]1995年
【CD14】
シューベルト
ヴァイオリンと管弦楽のためのポロネーズ 変ロ長調 D.580
5つのドイツ舞曲 (D.89から)
ヴァイオリンと弦楽合奏のためのロンド イ長調 D.438
5つのメヌエット (D.89から)
ヴァイオリンと管弦楽のための小協奏曲 ニ長調 D.345
リヒャルト・レスター(チェロ)
ガブリエーレ・レスター(ヴァイオリン)
ディームート・ポッペン(ヴィオラ)
ヨーロッパ室内管弦楽団
[録音]1991年
【CD15】
シュニトケ
合奏協奏曲第1番
ハインリヒ・シフ(指揮)ヨーロッパ室内管弦楽団
クアジ・ウナ・ソナタ
モーツァルト・ア・ラ・ハイドン
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン&指揮)ヨーロッパ室内管弦楽団
ア・パガニーニ(無伴奏ヴァイオリンのための)
[録音]1988年
【CD16】
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第2番嬰ハ短調 Op.129
シューマン(ショスタコーヴィチ管弦楽編):ヴァイオリン協奏曲イ短調 Op.129(原曲:チェロ協奏曲)
小澤征爾(指揮)ボストン交響楽団
[録音]1992年
【CD17】
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン・ソナタ Op.134(ヴァイオリン、パーカッションと弦楽オーケストラのための編曲)
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン&指揮)クレメラータ・バルティカ
アンドレイ・プシュカレフ(パーカッション)
[録音]2005年
シュニトケ:ヴァイオリン協奏曲第2番
ハインツ・ホリガー(指揮)バーゼル交響楽団
[録音]1983年
シュニトケ:3人のための協奏曲
ウーラ・ウリジョナ(ヴィオラ)
マルタ・スドラバ(チェロ)
クレメラータ・バルティカ
[録音]2001年
【CD18】
チャイコフスキー
ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35
憂鬱なセレナード 変ロ長調 Op.26
ロリン・マゼール(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
[録音]1979年
【CD19】
ヴィヴァルディ
協奏曲集「四季」
クラウディオ・アバド(指揮)ロンドン交響楽団
[録音]1980年
オーボエとヴァイオリンのための協奏曲ト短調 R.576
ヴァイオリンと2群の合奏のための協奏曲ニ長調 R.582
ハインツ・ホリガー(オーボエ&指揮)アカデミー室内管弦楽団
[録音]1982年
【CD20】
ミヨー:屋根の上の牛 Op.58
ヴュータン:ファンタジア・アパッショナータ Op.35
ショーソン:詩曲 Op.25
リッカルド・シャイー(指揮)ロンドン交響楽団
[録音]1980年
【CD21】
リスト:巡礼の年第2年(ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための編曲版)
シシーク:モーツァルトの主題による幻想変奏曲
ウスティン:ギドンへのタンゴ・オマージュ
カンチェリ:ラグ=ギドン=タイム
バクシ:答えのない問いかけ
ペレシス:友人との集い
ドゥナエフスキー:映画「サーカス」によるファンタジー
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン&指揮)クレメラータ・バルティカ
[録音]1999~2001年
【CD22】
グラス:ヴァイオリン協奏曲第2番「アメリカの四季」
ペルト:エストニアの子守唄
カンチェリ:エクス・コントラリオ
梅林 茂:夢二のテーマ
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン&指揮)クレメラータ・バルティカ
[録音]2013年
【演奏】ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2016年09月03日 08:40