バボラークによる室内楽版モーツァルトのホルン協奏曲集
美しく柔らかな音色で世界を魅了するホルン奏者、ラデク・バボラークが室内楽版のモーツァルトのホルン協奏曲を録音しました。1976年チェコ生まれのバボラークは、1994年に世界最難関のミュンヘン国際コンクールで優勝し世界の注目を集めました。以来、ヨーロッパ、アメリカなど各地で活発な演奏活動はじめ、日本でも絶大なる人気を誇り来日公演も頻繁に行っております。
モーツァルトの友人でホルンの名手であったヨーゼフ・ロイトゲープのために作曲されたホルン協奏曲。バボラークは自身の最重要レパートリーとして演奏してきました。今回の室内楽版では華やかなホルンのソロとともに美しく調和するアンサンブルが聞きもので、近年のますますの充実ぶりをうかがい知ることのできる、堂々たる演奏を披露しております。なお、第4番はバボラークによる編曲、また第3、4番のカデンツァはバボラーク作曲であることも注目です。
共演はバボラークが絶大なる信頼を置く精鋭が揃ったバボラーク・アンサンブルです。バボラークと長きに渡り演奏してきた当アンサンブルのメンバーは実力派により構成されております。第1ヴァイオリンをつとめるダリボル・カルヴァイは、かつて地球ドラマティック(NHK)で放映された「理想のヴァイオリンを求めて世界を探し歩く」ドキュメンタリーに出演(当時18歳)し、様々な名器を演奏しその卓越した技術と音楽性で注目されたヴァイオリニストです。その後世界の名演奏家との共演を重ね、現在はバボラーク・アンサンブルの主軸メンバーとしても活躍しております。(キングインターナショナル)
【収録曲目】
モーツァルト
(1)-(3)ホルン五重奏曲 変ホ長調 K.407/386C(14'19")
(4)(5)ホルン協奏曲第1番 ニ長調(アレグロ K.412&ロンド ニ長調 K.514)/386B(8'15")
(6)-(8)ホルン協奏曲第2番 変ホ長調 K.417(12'30")
(9)-(11)ホルン協奏曲第3番 変ホ長調 K.447(14'58")
(12)-(14)ホルン協奏曲第4番 変ホ長調 K.495(16'17")
[編曲]
ローラント・ホルヴァート(ホルン協奏曲第1&2番、3番の第1&3楽章)、
ヨハン・ミヒャエル・ハイドン(ホルン協奏曲第3番の第2楽章)、
ラデク・バボラーク(ホルン協奏曲第4番)
[カデンツァ]
ラデク・バボラーク(ホルン協奏曲第3&4番)
【演奏】
ラデク・バボラーク(ホルン)
バボラーク・アンサンブル
ダリボル・カルヴァイ(ヴァイオリン)、
マルティナ・バチョヴァー(ヴァイオリン)(4) - (14)、
カレル・ウンテンミュラー(ヴィオラ)、
ヴィレム・キオンカ(ヴィオラ)(1)- (3)、
ハナ・バボラーコヴァー=シャブノヴァー(チェロ)、
シュテパン・クラトホヴィル(コントラバス)(4)-(6)(8)(9)(11)(12)-(14)
【録音】
2016年6月2-3日、ブレザレン福音教会、プラハ、セッション録音
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2016年08月07日 15:43