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イタリア・ユニバーサルよりピエール・モントゥー・デッカ録音BOX(20枚組)

モントゥー・デッカ録音BOX

モントゥー(1875~1964)が英デッカ、米ウエストミンスター、蘭フィリップスに残したステレオ録音のうち主要なものを集成したBOXセットです(ウィーン・フィルとの幻想、真夏の夜の夢、ブラームス第2、ロンドン響とのレオノーレ第3番、第9リハーサル風景、シェエラザードなどは未収録です)。
CD1は息子でフルート奏者、指揮者として活躍したクロード・モントゥーとの共演盤。とくにバッハの管弦楽組曲第2番での格調高く、生命力みなぎる演奏は有名です。モダン楽器&奏法によるバッハ演奏の傑作と言えるでしょう。
CD2は名門ウィーン・フィルとのハイドン。端正でいながら重厚な響きと立派な風格を感じさせる演奏です。
CD3~7は英デッカ音源と米ウエストミンスター音源を合わせて完成したベートーヴェンの交響曲全集。ウィーン・フィルとロンドン響を振り分けて、80歳を超えていたことが信じられないほど清新で精気漲る演奏を聴かせています。
CD8はコンセルトヘボウ管との、もうひとつのベートーヴェン“英雄”録音。CD3のウィーン・フィルとの同曲録音から僅か5年後の演奏ですが、演奏が更に引き締まり、痛快なリズム表現に心躍ります。コンセルトヘボウ管の豊かな色彩も美しい録音で捉えられています。また第2楽章のリハーサル風景が入っているのも、ファンには嬉しいところです。
CD9のシューベルトでは、作品とモントゥーの音楽性の相性の良さが感じられます。ストラヴィンスキーの“春の祭典”は、1913年の有名な初演の指揮をとったモントゥー本人による記念碑的なステレオ録音ということで、永遠にその価値を失うことがないでしょう。
CD10&11は得意とするベルリオーズ作品。凄まじい嵐のような表現は、コク深い響きの豊かさと全体を造形する確かな目を伴って、聴き手を惹きこまずにはおきません。
CD12はブラームスを熱愛したモントゥーによる至高の境地を記録したもの。若き日にブラームスに面会する機会を得たモントゥーは、一生ブラームスへの愛と尊敬を貫きました。
CD13と14はチャイコフスキーのバレエ音楽。モントゥーはディアギレフが主宰するロシア・バレエ団の指揮者として、ラヴェルやストラヴィンスキーなどの新作とともに、チャイコフスキーのバレエ上演も指揮しました。独自のハイライト版を用いて、実践に裏打ちされた練達の演奏を聴かせています。
CD15のドヴォルザーク第7は、ドヴォルザークのブラームスへの憧れが実感される作品ですが、モントゥーはこの作品のブラームス的要素をとことん打ち出した、内容、形式とも充実しきった演奏を示しています。
CD16~18はモントゥーと同時代のフランスで活躍した作曲家、ドビュッシーとラヴェルの管弦楽作品集。とくにドビュッシーの“牧神の午後への前奏曲”とラヴェルの“ダフニスとクロエ”は生々しく生命力に満ちた演奏というだけでなく、ロシア・バレエ団での上演を行った(後者は作品そのものの初演)モントゥーの指揮という歴史的な意義もあり、不滅の価値を放っています。
CD19はのシベリウスとエルガーもステレオ初期の名盤として知られるもの。当時のロンドン交響楽団の質の高いアンサンブルをモントゥーがきりりと引き締めて、偉大な造形と充実しきった響きを聴かせます。
CD20はロシア・バレエ団の盟友ストラヴィンスキーの2作品。とくに“ペトルーシュカ”は1911年の初演の棒を執った作品で、華やかな色彩や鮮やかなリズム表現の中に、バレエの物語の物悲しい詩情も漂う演奏が感動的です。
(タワーレコード)

ピエール・モントゥー・デッカ録音集(20枚組)

CD1
ヨハン・セバスチャン・バッハ (1685-1750)
管弦楽組曲 第2番ロ短調, BWV 1067

クリストフ・ヴィリバルト・グルック (1714-1787)
精霊の踊り

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト (1756-1791)
フルート協奏曲第2番 ニ長調, K314

クロード・モントゥー(フルート)
ロンドン交響楽団

録音:デッカ・スタジオ No. 3, ウエストハムステッド, ロンドン, 11/1963

CD2
ヨゼフ・ハイドン (1732-1809)
交響曲第94番 ト長調 “驚愕”
交響曲第101番 ニ長調 “時計”
 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 
ヨハネス・ブラームス (1833-1897)
ハイドンの主題による変奏曲, Op. 56a
 
ロンドン交響楽団

録音:キングスウェイ・ホール, ロンドン, 12/1958 (Op. 56a), ゾフィエンザール, ウィーン, 4/1959 (Nos. 94 & 101)

CD3
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン (1770-1827)
交響曲第1番 ハ長調, op. 21
交響曲第3番変ホ長調, op. 55 “英雄”

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1957 (Op. 55), 1960 (Op. 21)

CD4
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン (1770-1827)
交響曲第6番 ヘ長調, op. 68 “田園”
交響曲第8番 ヘ長調, op. 93

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1958 (Op. 68), 1960 (Op. 93)

CD5
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン (1770-1827)
交響曲第5番 ハ短調, op. 67
交響曲第7番 イ長調, op. 92
“エグモント”序曲, op. 84

ロンドン交響楽団
録音:1961

CD6
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン (1770-1827)
交響曲第2番 ニ長調, op. 36
交響曲第4番 変ロ長調, op. 60
“シュテファン王”序曲, op. 117

ロンドン交響楽団
録音:1960年

CD7
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン (1770-1827)
交響曲第9番ニ短調, op. 125
 
エリザベート・ゼーダーシュトレーム(ソプラノ)
レジーナ・レズニック(アルト)
ジョン・ヴィッカース(テノール)
デイヴィッド・ウォード(バス)
ロンドン・バッハ合唱団
ロンドン交響楽団
録音:ウォルサムストウ・タウンホール, ロンドン, 6/1962

CD8
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン (1770-1827)
交響曲第3番変ホ長調, op. 55 “英雄”
同~第2楽章リハーサル風景

コンセルトヘボウ管弦楽団
録音:アムステルダム, 7/1962

CD9
フランツ・シューベルト (1797-1828)
交響曲第8番ロ短調, D759 “未完成”
コンセルトヘボウ管弦楽団

劇音楽“ロザムンデ”, D797~抜粋
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

イーゴリ・ストラヴィンスキー (1881-1971)
バレエ音楽“春の祭典”
パリ音楽院管弦楽団

録音:アムステルダム, 11/1963 (D759), ゾフィエンザール, ウィーン, 11/1957 (D797), サル・ワグラム, パリ, 11/1956 (春の祭典)

CD10&11
エクトール・ベルリオーズ (1803-1869)
劇的交響曲“ロメオとジュリエット”, op. 17

レジーナ・レズニック(コントラルト)
アンドレ・タープ(テノール)
デイヴィッド・ウォード(バス)
ロンドン交響楽団&合唱団
録音:ウォルサムストウ・タウンホール, ロンドン, 6/1962

CD12
ヨハネス・ブラームス (1833-1897)
交響曲第2番 ニ長調, op. 73
悲劇的序曲, op. 81
大学祝典序曲, op. 80

ロンドン交響楽団
ピエール・モントゥー
録音:ロンドン, 11/1962

CD13
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー (1840-1893)
バレエ“眠りの森の美女”, op. 66~ハイライツ

ロンドン交響楽団
録音:キングスウェイ・ホール, ロンドン, 6/1957 (op. 66)
 
CD14
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー (1840-1893)
バレエ“白鳥の湖”, op. 20~ハイライツ

ロンドン交響楽団
ヒュー・マグワイヤ(ヴァイオリン)
録音:ロンドン, 6/1962

CD15
アントニーン・ドヴォルザーク (1841-1904)
交響曲第7番 ニ短調, op. 70
ロンドン交響楽団

録音:キングスウェイ・ホール, ロンドン, 10/1959

CD 16
クロード・ドビュッシー (1862-1918)
牧神の午後への前奏曲
夜想曲~雲、祭り
管弦楽のための映像
交響的断章“聖セバスチャンの殉教”(カプレ編)

ロンドン交響楽団
ロジャー・ロード(イングリッシュホルン)
録音:ロンドン, 5/1963

CD17
モーリス・ラヴェル (1875-1937)
バレエ音楽“ダフニスとクロエ”全曲*
スペイン狂詩曲
亡き王女のためのパヴァーヌ

コヴェント・ガーデン王立歌劇場合唱団*
(ダグラス・ロビンソン合唱指揮)
ロンドン交響楽団

録音:4/1959 (ダフニス), 12/1961

CD18
モーリス・ラヴェル (1875-1937)
ボレロ
ラ・ヴァルス
バレエ“マ・メール・ロワ”

ロンドン交響楽団
録音:ロンドン, 2/1964

CD19
ジャン・シベリウス (1865-1957)
交響曲第2番 ニ長調, op. 43

エドワード・エルガー (1857-1934)
エニグマ変奏曲, op. 36

ロンドン交響楽団
録音:キングスウェイ・ホール, ロンドン, 6/1958

CD20
イーゴリ・ストラヴィンスキー (1881-1971)
“火の鳥”組曲, 1919年版
バレエ音楽“ペトルーシュカ”全曲, 1911年版

ジュリアス・カッチェン(ピアノ)(ペトルーシュカ)
パリ音楽院管弦楽団
録音:サル・ワグラム, パリ, 10 & 11/1956

カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)

掲載: 2016年04月06日 15:00