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佐野元春が90年代にリリースしたアルバム6作品がリマスター&高品質CD規格で一挙再発売

佐野元春が90年代にリリースした『Time Out!』『Sweet 16』『The Circle』『フルーツ』『THE BARN』『Stones and Eggs』の6枚のアルバムが3月23日に一挙再発。今回の再発にあたり、グラミー受賞など幾多の実績を残す世界屈指のエンジニア、テッド・ジェンセンがリマスタリングを担当している。

■『Time Out!』オリジナル発売日:1990年11月9日
自らの思考をストレートに表現した90年代を飾る7枚目のオリジナル・アルバム。本作では、自らの音楽的欲求や精神的な関心事に正面から対峙し、細部にこだわることなく素直に表現していることからも〝ホーム・アルバム"と自称する。実際に音楽的バックグラウンドを辿りながら、自分の属す世代のロック観の確認や、ザ・ハートランドにおけるバンド・サウンドの新たな追求といった試みも見られる。やや抑制された演奏と内省的な曲が耳に残る秀作である。

■『Sweet 16』オリジナル発売日:1992年7月22日
「日本のロック90年代の傑作」と評された90年代の佐野元春を代表するアルバム。第34回日本レコード大賞「優秀アルバム賞」を受賞。ロマンチックなまでにストレートなロックンロールと、ゆるやかなサウンドの枠組みの中で叫んでいるようなバラッドの2タイプの作品がアルバムの軸となっており、どちらも若々しい純粋さと熱意、時を経たロマンチストたちが等しく抱え込んでしまう苦悩や矛盾を浮かび上がらせる。レコーディングに1年半を費やし、途中「See Far Miles Tour partI」を決行。そしてレコーディングに戻るとテンポ・アレンジを変更し再録音された曲も。ニュース番組のテーマ曲「また明日...」、カセットテープのCM曲「誰かが君のドアを叩いている」をリードシングルに全国ネットのテレビ出演も果たした。やがてそれは大ヒット曲「約束の橋」へと繋がっていく。象徴的な雷のSEはレコーディング中に神宮球場に落ちたものを幸運にも収録したもの。

■『The Circle』オリジナル発売日:1993年11月10日
ザ・ハートランドとの最後のセッションによるスタジオ録音盤。ロックンロールの直接的な表現にあふれていた『Sweet 16』に較べても、R&B的な色彩が強いのが特徴。アルバムを貫くシャッフル・ビート、ソウルやゴスペルのような力強い節回し、そして説得力のある歌詞と熱意のこもったヴォーカル。〝人間の無垢な感情(イノセンス)は、決して成長と引換えに失ってしまうものではなく、大きな円環(サークル)の中で受け継がれてゆくものなのだ″が本作のコンセプトでありタイトルにも反映されている。様々な苦悩や経験で、詩はさらに哲学的な洞察力を増している。レコーディング前にプリプロダクションを入念に行い、メンバーの曲に対する理解を深めたというエピソードも。英国のベテラン・オルガン・プレーヤー、ジョージィ・フェイムが参加。トラックダウンはビデオ撮影・ダンスリミックスと並行してロンドンのAIR Studiosで行われた。

■『フルーツ』オリジナル発売日:1996年7月1日
多様な音楽性を元春マジックに包み、真に創造的なポップ・ミュージックを満載したアルバム。ザ・ハートランド解散後、全魂を込めて制作された佐野元春の傑作アルバム。新たなバンドを求め模索する中、初めてソロ・アルバムを作るつもりでレコーディングされたと言われている。佐橋佳幸・井上富雄・Dr.KYONをはじめとするスタジオミュージシャンや若手バンド「プレイグス」による演奏も収録、スカパラホーンズも参加とバラエティに富んだ前作から2年8ヵ月ぶりのオリジナル・アルバム。ロックでポップな佐野の存在を再認識させた全17曲。 このアルバムの参加ミュージシャンたちが、〝The Hobo King Band″となる。

■『THE BARN』オリジナル発売日:1997年12月1日
The Hobo King Bandと渡米、さらなる音楽的結束を固めたウッドストック・レコーディング・アルバム。共同プロデューサーに「The Band」のプロデュース等で知られるジョン・サイモンを起用。The Hobo King Band名義のファースト・アルバムと言うべき作品で、彼等のダウン・トゥ・アースなサウンドが見事に炸裂している。「The Band」のガース・ハドソンや「ラヴィン・スプーンフル」のジョン・セバスチャン等も参加し、米国ポップ・ロック・テイストが溢れる会心作。〝BARN″とは「納屋」のこと、ジャケットにも写っている納屋を改装したスタジオが使用された。満天の星空、戯れる鹿、焚き火を囲む食事、3週間に渡る合宿レコーディングはバンドをより強固なものにした。ミックスとジャケット制作は再び渡米しマンハッタンで行った。

■『Stones and Eggs』オリジナル発売日:1999年8月25日
ビートと言葉の融合がひとつの到達点を見た通算12枚目のオリジナル・アルバム。デビュー20周年の前に生み落とされた作品。佐野元春がこれまで先駆的に追求してきた'ビート-言葉表現'におけるひとつの到達点がここにある。タイトルに対照的なワードを用い、力強さと脆弱さが表裏一体であることを表現している。めまぐるしく時代と環境が変化する中で、次世紀に向けた新たな世界観、新たな警鐘が見え隠れする。EPICレーベル期最後のオリジナル・アルバム。

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掲載: 2016年03月18日 14:07