夭折の天才エゴロフ、幻の未発表音源発見!1980年カリフォルニア・ライヴ
こちらでは、収録内容より一部抜粋をお楽しみいただけます。
ユーリ・エゴロフは1954年カザン生まれのピアニスト。モスクワ音楽院でヤコフ・ザークに師事し、1974年の第5回チャイコフスキー国際コンクール、翌年のエリザベート王妃国際コンクールともに3位入賞。76年にオランダへ亡命、EMIで録音したドビュッシーやシューマンが世界的なセンセーションを巻き起こしました。異常な繊細さと鋭敏な感性で将来を嘱望されましたが、相方から伝染した後天性免疫不全症候群のため1988年に33歳の若さで急逝しました。
短い活動期のため、新たな録音は期待できませんでしたが、何と1980年のライヴが発見されました。すべて初出ですが、それもドビュッシーとリスト以外は他に録音のないレパートリーのため大歓迎。モーツァルトの幻想曲で見せる狂気、シューマンの深すぎる共感ぶり、ショパンの異常な繊細さなど、まさに天才の芸。早すぎる死が惜しまれる凄さです。
(キングインターナショナル)
『ユーリ・エゴロフ~1980年カリフォルニア・ライヴ』
【収録曲】
1.モーツァルト:幻想曲ハ短調K.475
2.シューマン:幻想曲ハ長調Op.17
3.ショパン:12 のエチュードOp.25
4.ドビュッシー:水の反映
5.リスト:ラ・カンパネラ
【演奏】
ユーリ・エゴロフ(ピアノ)
【録音】
1980年4月3日 パサディナ・アンバサダー・オーディトリウム(カリフォルニア)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2016年02月18日 13:00