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奇才×鬼才!コパチンスカヤ&クルレンツィスによるチャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

Sony Classical YouTubeページより

テオドール・クルレンツィスのソニー・クラシカル5枚目のアルバムは、何とコパチンスカヤとのチャイコフスキー!鮮烈なストラヴィンスキー「春の祭典」に続く2016年初頭必聴盤の登場です。クルレンツィスは、これまで録音を発表してきたバロックや古典派のみならず、現代音楽まで幅広いレパートリーをカバーし、今年はルール・トリエンナーレの「ラインの黄金」も振っています。オーケストラ曲では、特にチャイコフスキー、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチなどのロシア音楽を頻繁に取り上げており、2010年に音楽之友社「レコード・アカデミー賞」を受賞し、クルレンツィスの名前を日本の音楽ファンに印象付けたのもショスタコーヴィチの交響曲第14番「死者の歌」でした。クルレンツィスと手兵ムジカエテルナによる新録音はチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲。ソロを務めるのは。東ヨーロッパのモルドバ出身のカリスマ美人ヴァイオリニスト、パトリシア・コパチンスカヤ! 10月には極めてユニークな「TAKE TWO ~ヴァイオリンと二人で~」というアルバムを出して話題沸騰中の彼女が、これまた話題の指揮者/オーケストラであるクルレンツィス/ムジカエテルナと組んで名曲中の名曲をついに初録音!2011年にドイツ・ラインガウ音楽祭でフェドセーエフ指揮モスクワ放送響と共演した演奏が放映されて大きな話題を呼びましたが、この組み合わせはそれを大きく上回る反響を呼ぶこと間違いなし。 彼女は現代・近代音楽を中心とした作品の演奏に力を入れる一方で、ファジル・サイとの共演や、ヘレヴェッヘとシャンゼリゼ管弦楽団といピリオド楽器アンサンブルとベートーヴェンの協奏曲を録音するなど、自在な音楽を奏でる多様なベクトルを持つ名手。クルレンツィスおよびムジカエテルナとは最近では2015年8月のブレーメン音楽祭でメンデルスゾーンを共演し、2016年1月にはベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲でヨーロッパ・ツアーを行なうことになっています。カップリングは「春の祭典」に続くストラヴィンスキー・シリーズで、比較的珍しい「結婚」。「歌と音楽を伴うロシアの舞踊」という副題と打楽器、4台のピアノ、独唱と合唱という特異な編成を持つこの曲の真価を、クルレンツィスが鮮烈なまでにえぐり出しています!
(ソニー・ミュージック)

クルレンツィス(指揮)&コパチンスカヤ(Vn)

【曲目】
1.チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35
2.ストラヴィンスキー:バレエ・カンタータ「結婚」
【演奏】
パトリシア・コパチンスカヤ(ヴァイオリン)
Nadine Koutcher(ソプラノ)
Natalya Buklaga(メゾ・ソプラノ)
Stanislav Leontieff(テノール)
Vasiliy Korostelev(バス)
テオドール・クルレンツィス(指揮)
ムジカエテルナ
【録音】
2014年5月 ペルミ国立チャイコフスキー・オペラ&バレエ劇場(1)
2013年10月 マドリッド王立劇場(2)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2015年11月25日 15:30

更新: 2015年12月02日 10:00