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2枚組1枚価格!フルトヴェングラー最晩年のシュトゥットガルト公演を望みうる最上の音質で!

フルトヴェングラーの自作自演

制作者より
1954年3月、フルトヴェングラーはシュトゥットガルト放送響に客演し、自作の交響曲第2番とベートーヴェンの同第1番を振りました。これらの演奏も過去、協会盤を始め、さまざまなレーベルから発売されてきましたが、演奏内容も音質も非常に地味というのが一般的な印象でした。しかしながら、余計な音質補正を施さない原音は予想以上に情報量が多く、演奏の印象を大きく変えることになると思われます。なお、入手したテープには演奏前後の拍手は入っていませんが、通常はカットされることの多いフルトヴェングラーの交響曲第2番の第3楽章と第4楽章のやや長いインターバル(約22秒)ほか、曲間はすべてそのまま収録しています。2枚組1枚価格となっております。
(平林 直哉)
【収録曲目】
フルトヴェングラー:交響曲第2番 ホ短調
ベートーヴェン:交響曲第1番 ハ長調 Op.21
【演奏】
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
シュトゥットガルト放送交響楽団
【録音】
1954年3月30日/シュトゥットガルト(モノラル)
【使用音源】
Private archive (2トラック、19センチ、オープンリール・テープ)

不必要な編集は皆無、原音通りに復刻!

制作者より
フルトヴェングラー指揮ウィーン・フィル、1951年ザルツブルク音楽祭でのブルックナーの交響曲第5番はLP時代から知られていました。しかし、CD時代になると、あれこれと手を加えられた編集盤がごく普通に流通するようになりました。たとえば、第1楽章の231小節、237小節のホルンの吹き損じが、多くのCDではきれいに修正されています。こうした編集方針は制作者の判断によりますので、全面的に否定は出来ません。しかし、ファンの立場になって考えた場合、このような措置は歓迎されないのではと考えています。聴衆のノイズも可能な限り除去したり、目立たないようにするのが最近の流行ですが、このような雑音と思われる音も、その日その会場内で響いた音楽のひとつとして捉え、あえて修正等は行っていません。(平林 直哉)
【収録曲目】
ブルックナー:交響曲第5番 変ロ長調(原典版)
【演奏】
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】
1951年8月19日、ザルツブルク、フェストシュピールハウス、ライヴ
【使用音源】
Private archive (2トラック、19センチ、オープンリール・テープ)

フルトヴェングラー亡命直前’45/01/28のフランクとブラームス第2が登場!

制作者より
フルトヴェングラーが亡命直前にウィーン・フィルを振ったフランクの交響曲、ブラームスの交響曲第2番は、当時の緊迫した情勢ゆえに異様な興奮と熱狂をはらんだライヴとして知られています。これらの演奏はLP、CDを通じてさまざまなレーベルから発売されてきましたが、その多くは2曲別々のディスクに収録されたり、あるいはセット物の中に組み入れられていました。しかしながら、この2曲は単独で収録されてこそ記録の重要性が浮き彫りにされるわけで、今回のように1枚に2曲を収録したディスクはフルトヴェングラー・ファン待望のものと言えるでしょう。マスタリングはいつもと同じく、テープに刻まれた情報を可能な限り忠実に再現しています。なお、収録日には異説もありますが、復刻に使用したテープにはともに「1月28日」と記してあり、それをそのまま使用しています。(平林直哉)
【収録曲目】
フランク:交響曲 ニ短調
ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 Op.73
【演奏】
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】
1945年1月28日、ウィーン、ムジークフェラインザール(モノラル)
【使用音源】
Private archive (2トラック、19センチ、オープンリール・テープ)

〈好評発売中〉フルトヴェングラー&BPOの'52/12/07の“エロイカ”が過去最高音質で蘇る!

制作者より
フルトヴェングラー&ベルリン・フィルのベートーヴェンの「英雄」(1952年12月7日収録)はGS 2076(廃盤)以来の2度目の復刻となりますが、今回使用したテープは非常に状態が良く、過去最高音質と言っても過言ではありません。コレクターの間ではこの演奏の最高音質はドイツ・フルトヴェングラー協会のLP(F666 848)と言われていますが、それに十分匹敵するか、それ以上かもしれません。リハーサルの方はごくわずかですが冒頭の部分は過去のどのディスクにも含まれていないため、今回が史上最長の収録となります。また、対訳(日本語、英語)が付いた唯一のディスクとしても価値があります。なお、日本のファンの方には直接関係ないかもしれませんが、英訳を担当したのはあの名指揮者ゲオルグ・ティトナー夫人であるターニャ・ティントナーさんです。(平林直哉)
【収録曲目】
ベートーヴェン:
(1)交響曲第3番 変ホ長調 Op.55「英雄」
(2)リハーサル風景(交響曲第7番第2楽章より)
【演奏】
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
(1)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
(2)ルツェルン祝祭管弦楽団
【録音】
(1)1952年12月7日、ベルリン、ティタニア・パラスト
(2)1951年8月15日、ルツェルン、クンストハウス

〈好評発売中〉フルトヴェングラー秘蔵テープ復刻! 終演後の拍手を完全収録、1943年VPOとの『グレート』

制作者より
1943年5月、フルトヴェングラーはウィーン・フィルと北欧へ演奏旅行に出かけましたが、その途次ストックホルムでシューベルトの交響曲第9番「ザ・グレート」が中継放送されました。このライヴは過去さまざまなレーベルから発売されていますが、今回入手したテープは終演後の拍手が全部で約3分半、楽団員が舞台の袖に戻る姿を見て聴衆が拍手をやめるまで、完全に記録されています。楽団員の足踏みと思われる音、感激した聴衆の叫び声、あるいは途中で収まりかけた拍手が何かによってまた盛大になるなど、その場にタイム・スリップしたかのような臨場感です! また、第3楽章から第4楽章に移る時の緊張感高まるインターバルも含まれています。なお、周知の事実ではありますが、第2楽章の330~347小節はフルトヴェングラー自身がカットしたもので、原録音の欠落、もしくは編集ミスではありません。
(平林直哉)
【収録曲目】
シューベルト:交響曲第9番 ハ長調 D.944『ザ・グレート』
【演奏】
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】
1943年5月12日/ストックホルム、コンセルトフセト(コンサート・ホール)
使用音源:Private archive (2トラック、19 センチ、オープンリール・テープ)

〈好評発売中〉フルトヴェングラー秘蔵テープ・コレクション~全くハサミの入っていない伝説のブラームス第1番登場!!

制作者より
1952年2月10日、ベルリン・フィル創立70周年にて演奏されたブラームスの交響曲第1番は、フルトヴェングラーのライヴ録音の中でも傑出した演奏として知られています。しかしながら、これまで出ていたすべてのLP、CDは演奏中の咳ばらいや演奏上のミス(たとえば、第2楽章66小節、第3楽章139小節など)が編集されていました。
ところが、今回復刻に使用したテープはそうした箇所が全く手つかずのまま残っているだけでなく、演奏開始から楽章間のインターバル、そして終了後の約1分半にもおよぶ拍手が全くノー・カットで収録されており、非常に感動的です。
ウェーバーも演奏開始前、終了後の拍手が完全に含まれています。
なお、この2曲は余計なノイズ・カットなどを施していないため、渋くて力強く、腹の底にずしりと響くような音質で味わえます。
また、解説書には太田太郎(元東京音楽学校教授)が戦前、フルトヴェングラーのリハーサルや本番を見た寄稿文を掲載しています。日本人によるフルトヴェングラー体験記はいくつか知られていますが、その多くはおおまかな印象を伝えるものでした。しかし、この太田の文章は音楽の流れが目に見えるような詳細な記述で、たいへんに興味深いものです。
(平林直哉)
【収録曲目】
(1)ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲
(2)ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68
【演奏】
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】
(1)1952年12月8日、(2)1952年2月10日
ティタニア・パラスト(ベルリン)使用
【音源】
Private archive(2トラック、19センチ、オープンリール・テープ)

参考:今までに発売された1952年2月10日ライヴのブラームス第1

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2015年07月15日 16:00