電気グルーヴ、結成25周年記念ミニ・アルバム『25』発売中

2014年10月29日、電気グルーヴがアルバム『人間と動物』から1年8か月振りとなる結成25周年記念ミニ・アルバム『25』をリリースした。いわゆる「記念」として作られたアルバムであり、力が抜けきった作品に思われます。それは、も無論いい意味で、本人たちの意図は正確にはわかりかねる部分もあるが、結果的に「うん、電気グルーヴだなぁ」としか言えない一枚だと。とかく、電気グルーヴが25年歩いてきての現在地を確認できるアルバムであることにはまちがいないわけで。いやぁ、はるばる来たなぁ、と。
電気グルーヴとあわせて聴くことをオススメできる作品を5枚セレクトしました!
もはや問答無用。日本テクノポップ界の始祖であり、この3人がいなかったら、電気グルーヴもTM NETWORKも中田ヤスタカも果ては今のJ-POP自体がなかったのかも、とも言っても過言ではなかったりして。とかく、これこそ入門編でありひとつの完成形。クールジャパンってこういうことだ。
そのYMOと80年代初頭をともに駆け抜けたアッコちゃんが2014年、5年半振りに発表したオリジナル・アルバム。AZUMA HITOMI、sasakure.UKといったボカロ/ニコ動世代のクリエイターや、元電気グルーヴのまりんも参加。ちゃんと「今」にアップデートしたサウンドでありながら、アッコちゃん節はもちろん大健在。
電気グルーヴの石野卓球に少なからず影響を与えた、80年代関西シーンのいびつな至宝。無意味と狂気そしてイノセントはみんなおんなじ根から生まれているんだなぁ、とクラクラするほどに。最近の電気グルーヴの歌詞からどんどん意味がはがれおちてて、そこに彼岸を感じるアナタに。
電気グルーヴの影響を受けていることを口にしているDJ JET BARONこと高野政所がインドネシアで受けたファンコットの洗礼を激 YAVA注入したトラックを孕んだ異端のアイドルhy4_4yhのミニ・アルバム。もしかすると、これが正統な進化なのかもね。
電気グルーヴの2人が、その25年の前史に活動していたバンド「人生」の作品をリリースしていたインディレーベルこそ「ナゴム」。その奇妙な名のレーベルを運営していたケラとムーンライダーズの鈴木慶一が結成したグループの初作。なんとなくオシャレなアルバムなのかな?と聴いてみれば、それを飄々と裏切るヘンテコな世界。いやはや、すごい人たちだ。
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掲載: 2014年11月06日 18:13