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オルガン・サンバの雄!ワルター・ワンダレイ、80年代初頭音源が世界初CD化

Walter Wanderley

ブラジル出身のオルガン奏者ワルター・ワンダレイが、81年にGNP Crescendoレーベルに残した未CD化音源が本作です。そしてこれが86年に若くして逝去した彼の、おそらくラスト・レコーディングと思われます。全編にわたりワルター・ワンダレイの独壇場とも言えるオルガン・サンバが炸裂した傑作です。同じくGNPからの『Brazil's Greatest Hits』(こちらはCD化済)がサンバ~ボサノヴァの名曲選といった趣だったのに対し、こちらは、もちろんブラジルのボサノヴァを中心に選曲しながら、ポップスのスタンダードなども織り交ぜられた、親しみ易いアルバムになっています。なかでも目玉と言えるのが、2曲目のグローバー・ワシントン・Jrの大ヒット・ナンバー「ジャスト・ザ・トゥ・オブ・アス」のカバーでしょう。この曲のヒットが81年から82年にかけて、本作の録音が81年ですので、まさにヒットしたてホヤホヤのナンバーを取り入れたと言うことになります。ワルター・ワンダレイがこういったモダンなヒット曲をカバーするのは、大変に珍しいのではないでしょうか。この他にも、5曲目の「Monica」、8曲目の「On My Mind」、11曲目の「Samba Do Aviao(ジェット機のサンバ)」のような強力なオルガン・サンバ・ナンバーもぎっしりと収録されています。13曲目以降の6曲は、LP盤にも収録されていないボーナス・トラックですが、こちらもやはりハモンド・オルガンが縦横に駆け巡るサンバがズラリと並んでいます。オススメは15曲目の「Laia Ladaia」あたりでしょうか。肝心要のパーカッション奏者には、当時のアメリカで凄腕のスタジオ・ミュージシャンとして注目されていた、ペルー出身のアレックス・アクーニャが参加。ソフィスティケイトされた中にも力強いリズムを叩き出しています。18曲全曲が世界初CD化音源です。※日本語ライナーは付属しません。


掲載: 2014年11月04日 19:37