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ユロフスキ&LPOの名コンビが挑むショスタコーヴィチ!~交響曲第6番、第14番

ユロフスキ&LPO~ショスタコーヴィチ:交響曲第6番、第14番

ショスタコーヴィチ(1906-1975)の2つの交響曲のカップリングです。交響曲第6番は1939年の作品で、非常に難解で晦渋な第1楽章に始まり、快活な第2楽章、高らかに勝利を宣言するかのような第3楽章で出来ています。通常の第1楽章にあたる楽章が欠如していると言われますが、これもショスタコーヴィチの個性であり、なかなか聞き応えのある作品となっています。一方、第14番はマーラーの「大地の歌」やツェムリンスキーの「叙情交響曲」の影響が感じられる作品で、連作歌曲の形を取っています。歌詞はスペインのガルシア・ロルカや、フランスのギョーム・アポリネール、ドイツのライナー・マリア・リルケなどが用いられていて、どれも根底に死のテーマがあるものです。この作品を書くきっかけの一つは、ショスタコーヴィチがムソルグスキーの「死の歌と踊り」の管弦楽伴奏版を作成したことだと言われていて、当時体調を崩しがちだったショスタコーヴィチが、「死」を意識して書いたものであることは間違いないでしょう。死を扱っているとは言え、11の楽章の雰囲気は様々であり、ストレートに重苦しさを表明した曲から、12音技法を用いたもの、皮肉に満ちたもの、トーン・クラスターを模したものまで様々であり、ショスタコーヴィチの作曲技法を極めた作品としても評価の高いものです。この作品の演奏を成功させるためには、歌手の力量が大きく関係しますが、バリトンのレイフェルクスの安定した歌唱と、ボリショイ歌劇場で人気を得ている若きソプラノ、タチアナ・モノガロヴァ(1989-)の美しい声は、この演奏を完璧なものにしています。ユロフスキのスピーディでスマートな指揮はいつもの通り。程よい重厚さも兼ね備えた見事な演奏です。
(ナクソス・ジャパン)

【収録曲】
1~3.交響曲第6番 ロ短調 Op.54
4~14.交響曲第14番 ト短調 Op.135
【演奏】
タチアナ・モノガロヴァ(ソプラノ)(4~14)
セルゲイ・レイフェルクス(バリトン)(4~14)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ウラディーミル・ユロフスキ(指揮)
【録音】
2013年5月17日 ロンドン ロイヤル・フェスティヴァル・ホール,サウスバンク・センター(1~3)
2006年2月18日 ロンドン サウスバンク・センター,クィーン・エリザベス・ホール(4~14)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2014年09月11日 13:33