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【数量限定16枚組BOX】オイゲン・ヨッフム/ドイツ・グラモフォンへの三大B交響曲全集、廉価BOX-SET化

掲載: 2014年02月25日 13:30

ヨッフム

20世紀ドイツを代表する名匠オイゲン・ヨッフム(1902~87)が、ドイツ・グラモフォンへ1952~66年という壮年期に録音したベートーヴェン、ブラームス、ブルックナーの交響曲全集が16枚組BOXにまとめられました。ベートーヴェン、ブラームスは久しぶりの復活の上、価格は以前のブルックナーだけのセットより安くなっています。限定盤ですのでお早めにどうぞ。
ヨッフムのベートーヴェン/交響曲全集
ヨッフムは戦前のSP時代、独テレフンケンに《エロイカ》《第7》《第9》を録音し、その重厚かつ清新な演奏でドイツの若い世代を代表する指揮者として世界に知られることとなりました。そして戦後のLP時代になって、初めて全9曲を録音したのがこのドイツ・グラモフォン録音です。1952年11月録音の第7に始まり、1958年4月録音の第5まで完結まで足かけ8年にわたり、完結時にはステレオ時代に入っていました。その後、1961年1月に第4のみステレオ再録音を行っています。したがって、この全集はモノーラル録音(第3、6、7、9)とステレオ録音(第1、2、4、5、8)が混在しています。
ヨッフムはその後、1967~69年にアムステルダム・コンセルトヘボウ管(フィリップス→デッカ)と、1976~79年にロンドン交響楽団(EMI→ワーナー)とベートーヴェンの交響曲全集を完成しましたが、最も熱く、渋く、重厚なのがこのドイツ・グラモフォン盤であることは異論のないところでしょう。
また、オーケストラもベルリン・フィル(第2~8)と、ヨッフムが初代指揮者として育成したバイエルン放送交響楽団(第1、9)と分かれますが、第3、第6、第7の3曲はヨッフムが私淑した大指揮者フルトヴェングラー存命時代のベルリン・フィルを指揮したもので、フルトヴェングラー・ファンの方にはこの演奏を通じて彼の影を感じることができるでしょう。
2002年の初CD化(DG 4740182)以来、久々の復活です。
ヨッフムのブラームス/交響曲全集
1951~56年のモノーラル録音。1960年にヨッフムが単身来日し、東京交響楽団を振ったブラームスの交響曲第1番は、文字通り「語り草」の名演として日本の愛好家の間で語り継がれてきました。最近、TBSの倉庫から第4楽章の録音が見つかり、ユニバーサルが発売したのは記憶に新しいろころです(TYGE-60002)。商業録音では1976年にロンドン・フィルと2度目の全集を完成しています(EMI→ワーナー)。しかし、1960年の来日と近い年代の録音で、一部の愛好家の間で珍重されてきたのが、1951~56年に録音されたこのドイツ・グラモフォン盤です。先のベートーヴェンでも触れましたが、まさに「フルトヴェングラー時代」のベルリン・フィルとの演奏であり、晩年の老熟したヨッフムとはまたちがうロマンティックで熱情的な演奏が魅力となっています。
1996年の初CD化(DG 4497152)以来、初めてのBOX-SET化です。
ヨッフムのブルックナー/交響曲全集
1958~67年のステレオ録音。前記ベートーヴェンの全集と同様、ベルリン・フィル(第1、4、7~9)とバイエルン放送交響楽団(第2、3、5、6)を振り分けた全集録音です。ヨッフム晩年の遅めのテンポによる壮大なブルックナー演奏(EMI→ワーナー)とは一味違い、まだフルトヴェングラーの影響を受けた激しいテンポの緩急やダイナミックの変化に富んだ演奏が多く含まれているのが興味深いところです。第5や第9はこうした演奏スタイルが最も効果を挙げた例で、ステレオLP時代に名盤として知られました。また、第1、2、6は、ヘルマン・ヘッセの初期作品に描かれた青春の香しさや南ドイツの田園風景を思わせる名演で、これもステレオLP時代に人気がありました。
2002年発売の全集(DG 4698102)はまだ現役盤ですが、この9枚組よりも今回の16枚組の方が安く、かなりお買い得になっています。 (タワーレコード)

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