フィリップ・アントルモン80歳記念!ソニーへの全ピアノ協奏曲録音集成19枚組

フランスが誇る世界的な巨匠ピアニスト、フィリップ・アントルモン(1934年6月7日生まれ)の80歳を記念して、アントルモンが1958年から1981年にかけてソニークラシカルに録音してきたピアノ協奏曲の全録音を初出時のオリジナルLPのカップリングとジャケット・デザインでリイッシューする19枚組の初回限定生産ボックスが登場。同一曲の再録音・初CD化音源が多数含まれています。
アントルモンはフランスの音楽家の名門に生まれ、8歳でマルグリット・ロン女史に師事。12歳でパリ国立高等音楽院に入学した後、多くのコンクールに入賞を重ね、ロン=ティボー国際音楽コンクールでは最高位と最高月桂冠賞受賞。さらにハリエット・コーエン・ピアノ・メダルを授与されるなど、目覚ましいキャリアをスタートさせました。
1953年、18歳でニューヨークのカーネギー・ホールでジョリヴェのピアノ協奏曲とリストのピアノ協奏曲 第1番を演奏して大成功を収め、国際的な注目を集めるようになるなどピアニストとして、またこの30年は指揮者としても、国際的なキャリアの頂点を極めています。日本では、1979年録音のサティ・アルバムが空前のサティ・ブームの中でベストセラーを記録したほか、NHKで放映された「スーパーピアノレッスン」でモーツァルト編を担当したことでも知られています。
当ボックスは、アントルモンが若きヴィルトゥオーゾとして国際的な活躍を開始し始めた時期にはじまり、円熟の名ピアニストとして揺るぎない地位を確立した時期にいたる、ピアニストとしての四半世紀の軌跡をLP19枚分の録音で辿ることが出来ます。ここに網羅されたモーツァルトからジョリヴェにいたる幅広いレパートリーは、フランス音楽やモーツァルトのスペシャリストにとどまらない、アントルモンのピアニストとしての芸域の多様さを物語ると同時に、共演している指揮者・オーケストラも、オーマンディ/フィラデルフィア管、バーンスタイン/ニューヨーク・フィル、ブーレーズ/クリーヴランド管など、当時のコロンビア~CBSの誇る強力な布陣が起用され、アントルモンがレーベルでいかに重要視されていたかが判ります。またストラヴィンスキーの協奏曲、バーンスタインの交響曲第2番《不安の時代》、ジョリヴェの《赤道コンチェルト》、ミヨーのピアノ協奏曲第1番では、作曲者自身の指揮で録音されていることも特筆すべき点といえるでしょう。アントルモンのソニークラシカル録音は、これまでこのようにアーティスト性を前面に出してリイッシューされたことがなかっただけに、今回のボックスはアントルモン・ファンに、ピアノ・ファンにとって大きな福音といえましょう。
【演奏】フィリップ・アントルモン(P)
*仕様:各ディスクはオリジナルLPデザインの紙ジャケットに封入、録音データを完備した別冊解説書付き。CDレーベルは当時のLPのレーベル・デザインを採用。クラムシェル・ボックスに収納。(ソニーミュージック・ジャパン、一部省略)
【収録予定曲】
【CD1】グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調Op.16、ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲Op.43~ユージン・オーマンディ(指揮) フィラデルフィア管弦楽団[録音:1958年2月、フィラデルフィア、ブロードウッド・ホテル]
【CD2】リスト:ピアノ協奏曲第1番変ホ長調S.124、ピアノ協奏曲第2番イ長調S.120~~ユージン・オーマンディ(指揮) フィラデルフィア管弦楽団[録音:1959年1~2月、フィラデルフィア、ブロードウッド・ホテル]
【CD3】ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18~レナード・バーンスタイン(指揮) ニューヨーク・フィルハーモニック[録音:1960年2月]、ラフマニノフ:前奏曲ニ短調Op.23-3、前奏曲変ホ長調Op.23-6、前奏曲嬰ハ短調Op.3、[録音:1960年2月、パリ]
【CD4】モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番変ホ長調K.482~ユージン・オーマンディ(指揮) フィラデルフィア管弦楽団[録音:1961年12月、フィラデルフィア]、モーツァルト:ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調K.282、[録音:1961年3月、ハリウッド]
【CD5】チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23~レナード・バーンスタイン(指揮) ニューヨーク・フィルハーモニック[録音:1961年10月、ニューヨーク]
【CD6】ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調Op.1、ピアノ協奏曲第4番ト短調Op.40~ユージン・オーマンディ(指揮) フィラデルフィア管弦楽団[録音:1963年2月、1961年11月、フィラデルフィア]
【CD7】ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調、ファリャ:スペインの庭の夜~ユージン・オーマンディ(指揮) フィラデルフィア管弦楽団[録音:1964年5月、1961年11月、フィラデルフィア・タウン・ホール]
【CD8】サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番ト短調Op.22、ピアノ協奏曲第4番ハ短調Op.44~ユージン・オーマンディ(指揮) フィラデルフィア管弦楽団[録音:1964年5月、ニューヨーク、1961年2月、フィラデルフィア・タウン・ホール]
【CD9】バーンスタイン:交響曲第2番《不安の時代》~レナード・バーンスタイン(指揮) ニューヨーク・フィルハーモニック[録音:1965年7月、ニューヨーク]
【CD10】ガーシュウィン:ピアノ協奏曲ヘ調、ラプソディー・イン・ブルー~ユージン・オーマンディ(指揮) フィラデルフィア管弦楽団[録音:1967年1月、フィラデルフィア]
【CD11】ストラヴィンスキー:ピアノと管弦楽のためのカプリッチョ~ロバート・クラフト(指揮) コロンビア交響楽団[録音:1966年1月、ニューヨーク]、ストラヴィンスキー:ピアノと管楽器のための協奏曲~イーゴリ・ストラヴィンスキー(指揮) コロンビア交響楽団[録音:1964年5 月、ニューヨーク]
【CD12】モーツァルト:ピアノ協奏曲第13番ハ長調K.415、ピアノ協奏曲第17番ト長調K.453~パリ・コレギウム・ムジクム[録音:1966年10 月、パリ]
【CD13】バルトーク:ピアノ協奏曲第2番、ピアノ協奏曲第3番~レナード・バーンスタイン(指揮) ニューヨーク・フィルハーモニック[録音:1967年1月、ニューヨーク]
【CD14】ジョリヴェ:赤道コンチェルト~アンドレ・ジョリヴェ(指揮) パリ音楽院管弦楽団[録音:1965年10月、パリ]、ミヨー:ピアノ協奏曲第1番~ダリウス・ミヨー(指揮) パリ音楽院管弦楽団[録音:1966年6月、パリ]、ミヨー:世界の創造(ピアノ五重奏版)~フランス弦楽三重奏団&ジャック・ゲステム(Vn) [録音:1967年6月、パリ]
【CD15】ハチャトゥリアン:ピアノ協奏曲、リスト:ハンガリー幻想曲S.123~小澤征爾(指揮) ニュー・フィルハーモニア管弦楽団[録音:1971年10月、ロンドン]、ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲~ピエール・ブーレーズ(指揮) クリーヴランド管弦楽団[録音:1970年11月、クリーヴランド]、
【CD16~18】サン=サーンス:ピアノ協奏曲第1番ニ長調Op.17、ピアノ協奏曲第5番ヘ長調Op.103《エジプト風》、ピアノ協奏曲第2番ト短調Op.22、ピアノ協奏曲第4番ヘ長調Op.44、ピアノ協奏曲第3番変ホ長調Op.29、オーヴェルニュ狂詩曲ハ長調、ウェディング・ケーキOp.76、幻想曲ト短調《アフリカ》Op.89~ミシェル・プラッソン(指揮) トゥールーズ・キャピトール国立管弦楽団[録音:1976~1977年、トゥールーズ]
【CD19】ダンディ:フランスの山人の歌による交響曲Op.25、フランク:交響的変奏曲、フォーレ:バラード嬰ヘ長調Op.19~シャルル・デュトワ(指揮) フィルハーモニア管弦楽団[録音:1981年6月、ロンドン]
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2014年02月14日 17:30