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スペクトラム・サウンドのコンサート・ライヴ第3弾!ヨッフムのブル5とケンプを迎えたベートーヴェン4番

ヨッフムのブルックナー第5

★スペクトラム・サウンド・レーベルの好企画、国立視聴覚研究所提供による音源を使用したコンサート・ライヴ・シリーズ“Belle ame(ベルアーム)”の第3弾が早くも登場。今回はオイゲン・ヨッフム指揮による1969年10月のライヴからヴィルヘルム・ケンプがソリストをつとめたベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58そして、ブルックナーの交響曲第5番変ロ長調です。ケンプはベートーヴェンの、ヨッフムはブルックナーのそれぞれスペシャリスト。巨匠ならではの名演を聴かせてくれます。今回も当ライヴ盤の魅力について、平林直哉氏による解説付きとなっております。
★『今回登場するライヴは音質が非常に鮮明であり、ケンプのタッチが克明に捉えられていて、ファンにはたまらないものである。とにかく、この人肌のように柔らかい音色、聴き手を慰撫するようなやさしさはケンプならではである。(中略)ケンプはこの演奏でも、いつものように自作のカデンツァを弾いている。ヨッフムの伴奏も素晴らしい。古典的な均整美に溢れ、明るく朗らかな雰囲気に満ちており、理想的と言える。(中略)一方、ブルックナーの第5番は第1楽章から気力は充実しており、オーケストラの機敏な反応も手に取るようにわかる。第2楽章の木管楽器のソロも素晴らしいし、第3楽章の生き生きとしたリズムの刻みと流麗な変化は鮮やかだ。ヨッフムは特にライヴにおいて、時に感情の抑制がうまくいかないようなこともあるが、ここではそうしたことが全くない。音楽の勢いは無駄なくエネルギー化されている。第4 楽章の前半部分は最も聴きごたえがあるかもしれない。ここはいかにも理屈っぽく響いたり、雑然と並べられた音符を浴びせられたりすることもあるが、この演奏は恐ろしく色彩が豊かであり、それこそ万華鏡のようだ。(中略)』(ライナー・ノーツより平林直哉)

①ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58(カデンツァ;ケンプ)
②ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調(原典版)
オイゲン・ヨッフム指揮 フランス国立放送管弦楽団
ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)
録音:1969 年10 月22 日、シャンゼリゼ劇場、パリ、ライヴ
※②は以前出ていたDisques Montaigne CD 8770と同一音源です。

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2014年01月23日 17:00