【ORFEO】悲劇の名匠、ケルテス&ベルリン・フィル~名演集(2CD)
掲載: 2013年08月22日 18:23
更新: 2013年08月22日 18:48

1962年に実現した注目の顔合わせ~ケルテス&ベルリン・フィル
バルトークの「オケ・コン」、ベートーヴェン:交響曲第8番
シュヴァルツコップ独唱によるシュトラウス「4つの最後の歌」!
※“2for1”プライス
ハンガリーの名指揮者イシュトヴァーン・ケルテス(1929~1973)がザルツブルク音楽祭にデビューを果たしたのは1961年。モーツァルテウム管弦楽団を指揮して、モーツァルトの「後宮からの逃走」と「ハフナー・セレナード」そのほかを取り上げて大成功を収めました。
このたびORFEO D'ORの「ザルツブルク音楽祭ドキュメント」に登場するアルバムは、その翌年1962年にケルテスがベルリン・フィルを指揮して、モーツァルテウムでおこなったコンサートの模様すべてをライヴ収録したものです。ケルテスはザルツブルク音楽祭で、同じ年に新キャストで「後宮からの逃走」を再演、1963年にオットー・シェンク新演出による「魔笛」を上演しているほか、1963年と1972年にウィーン・フィルを指揮してオーケストラ・コンサートをおこなっていますが、モーツァルト以外のプログラムを披露したのはこれが唯一の機会であり、その内容もまたたいへん興味深いものとなっています。
まず、ベートーヴェンの第8交響曲では、深い呼吸の悠然たるテンポ設定が、ほぼ同時期の1960年にバンベルク響を指揮した第2番、第4番のセッション録音をほうふつとさせて絶妙な味わい。
すでに音楽祭の常連であったシュヴァルツコップがお得意の「4つの最後の歌」で、美しく気高い佇まいをみせたあと、やはり圧巻はバルトーク。
コダーイに師事したケルテスにとっては、バルトークもまた同じく自らのルーツを呼び覚ます別格の位置づけだからでしょうか、語法を体得したエキスパートの名にふさわしい熱演ぶり。ヴィルトゥオーゾ・オーケストラの切れ味鋭いサウンドとソリスティックな名技を駆使して、聴きごたえ満点の出来ばえです。
ちなみに、1962年のザルツブルク音楽祭はベルリン・フィルにとって1957年、1960年に続いて3度目の出演にあたり、カラヤンがヴェルディの「レクィエム」を指揮したのをはじめ、ケルテスのほかにルドルフ・ケンペ、ウィリアム・スタインバーグともオーケストラ・コンサートをおこなうなど、たいへん豪華なものでした。
なお、終演後すべてに拍手が入ります。
【曲目】
<CD1>
ベートーヴェン: 交響曲第8番ヘ長調op.93 (29'05")
R.シュトラウス: 4つの最後の歌 (20'28")
<CD2>
バルトーク:管弦楽のための協奏曲Sz 116 (38'54")
【演奏】
エリーザべト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
イシュトヴァーン・ケルテス(指揮) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】
1962年8月11日 ザルツブルク、モーツァルテウム(ライヴ・モノラル)
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