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【Profil】ティーレマン~最新盤は、プフィッツナー:ピアノ協奏曲など

クリスティアン・ティーレマン

来日記念盤!ドイツ的な重厚さ満点
20世紀初頭の大物3者の秘曲に、ティーレマンが挑戦

20世紀初頭のドイツ音楽界に君臨した大物3名の作品を、ティーレマンとドレスデン国立管の演奏で聴くことのできる豪華ライヴ。
いずれも当時大きな影響力を持ちながら、作風は全く異なるうえ、イタリア系のブゾーニと、モスクワ生まれのプフィッツナーは別の国の作曲家と言ってもよいほどで、仲も良くなかったと伝えられています。
この3作曲家は晦渋な音楽のイメージがありますが、ここに採りあげられた作品は例外的に親しみやすいものばかり。プフィッツナー唯一のピアノ協奏曲は1923年の作で、ギーゼキングに捧げられました。同じ年のヴァイオリン協奏曲の厭世性とは反対に、明るく英雄的な大曲。ピアノ・パートは両手のオクターヴの連続や分厚い和音奏法が多用される難物で、被献呈者ギーゼキングの古い録音が決定盤とされていますが、待望の新録音登場となります。
深い森の中を彷徨うような緩徐楽章が魅力的です。エッシェンバッハのお気に入りピアニストでもあるツィモン・バルトは、ティーレマンと同世代(4歳、年下)で、可愛がられているだけに、本盤でも絶妙なアンサンブルを繰り広げています。
ブゾーニの「交響的夜曲」は、1912年の充実期の作。濃密な情感にあふれたお化けが出てきそうな音楽。
レーガーの「ロマンティック組曲」も、1912年の作ですが、重厚長大なレーガーのイメージからほど遠い、ハープを多用したドビュッシーを思わすフランス印象派的な雰囲気に驚かされます。「夜曲」「スケルツォ」「フィナーレ」の3曲から成り1曲目と3曲目の出だしは同一です。レーガーならではの錯綜した対位法を駆使しながらも、疑バロック的な所は全くなく、カッコいいの一言に尽きます。

【曲目】
1)ブゾーニ:交響的夜曲Op.43
2)プフィッツナー:ピアノ協奏曲変ホ長調Op.31
3)レーガー:ロマンティック組曲Op.125
【演奏】
ツィモン・バルト(Pf)
クリスティアン・ティーレマン(指揮)、ドレスデン国立管弦楽団
【録音】
2011年6月&9月/ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2013年07月23日 14:53

更新: 2013年07月23日 18:14