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【ECM】ハンガリーの名団体、ケラー四重奏団によるリゲティ

掲載: 2013年05月21日 12:47

更新: 2013年05月21日 13:11

ケラー四重奏団

強い集中力で練り上げられた見事な演奏!

「2001年宇宙の旅」でも使用されたリゲティの音楽は、作曲家の名前を知らずとも、映画を見た人には強烈なインパクトを与えました。ここに収録された弦楽四重奏曲はリゲティの作品の中では、あまり知名度の高いものとはいえませんが、作曲家の特性を存分に伝えてくれる作品で、演奏には高度な精密さが必要とされます。強靭なテクニックで独特の力強い演奏美学を示すハンガリーのケラー四重奏団は、強い集中力で練り上げられた密度の高い演奏を聴かせてくれます。

【曲目】
リゲティ:
(1)『弦楽四重奏曲第1番』
(2)『弦楽四重奏曲第2番』
バーバー:
(3)『弦楽四重奏曲Op.11』 より『モルト・アダージョ』
【演奏】
ケラー四重奏団
【録音】
2007年6月((1)(3)), 2011年10月((2)), チューリヒ、スイス・ドイツ語放送局スタジオ [デジタル:セッション]

 

<ケラー四重奏団>
1986年、ブダペストのリスト音楽院の学生たちによって結成された。1990年、フランスのエヴィアン国際室内楽コンクールと、イタリアのパオロ・ボルチアーニ・コンクールで続けざまに優勝し、一躍脚光を浴びた。古典派から現代までレパートリーは広く、質の高いアンサンブルと瑞々しい音楽性でハンガリーを代表する四重奏団である。メンバーはヴァイオリンのアンドラーシュ・ケラー(第1)、ヤーノシュ・ピルツ(第2)、ヴィオラのゾルターン・ガル、チェロのオットー・ケルテス。

 

【ECM】その他の注目新譜

絵画的テクスチャによる綿密な反復様式

ドイツの若き俊英カロリン・ヴィトマンによるモートン・フェルドマンの協奏曲。彼女は現代音楽に対する柔軟で情熱に満ちた志向性を如何なく発揮しています。1979年に書かれたこの作品は、フェルドマンの特徴でもある絵画的テクスチャによる綿密な反復様式によっています。ヴィトマンはこの音楽に色彩感を加えることによって、フェルドマンの「哲学的な質問」の答えを導き出していきます。

【曲目】
モートン・フェルドマン: ヴァイオリンと管弦楽
【演奏】
カロリン・ヴィトマン(Vn)
エミリオ・ポマーリコ(指揮) フランクフルト放送交響楽団
【録音】
2009年10月, フランクフルト、ヘッセン放送局ホール [デジタル:セッション]

「氷河のような美しい自然」が映し出された音楽

ドブリンカ・タバコワは、1980年ブルガリア生まれ。幼い頃よりロンドンで音楽教育を受け、わずか14歳で作曲賞を受賞しています。彼女の音楽は、豊かな旋律と官能的で感情的な精神で満たされています。ここに収録された2002~2008年に作曲された作品の多くはロッケンハウス音楽祭のために書かれたもので、バロック音楽様式と民俗音楽の影響を受けた弦楽器(一部アコーディオン含む)のためのものです。ひとつの楽器の音に積み重ねていく他の楽器の倍音、ヴォーカル風の叙情、楽器同士の会話の融合などによったもので、「氷河を頂く美しい自然」のような音楽です。それらを演奏するには、特殊な技巧と演奏表現が必要となりますが、マクシム・リサノフらによる完璧なテクニックによって、美しさが強調された素晴らしい演奏に仕上がっています。

【曲目】
ドブリンカ・タバコワ(1980~):
(1) 『インサイト』
(2) 『ヴィオラと弦楽のための協奏曲』
(3) 『Frozen River Flows』
(4) 『古風なスタイルによる組曲』(ラモー風)
(5) 『Such different paths』
【演奏】
マクシム・リサノフ(Va&指揮)
リトアニア室内管弦楽団((2)(4))
ジャニーヌ・ヤンセン(Vn:(5)), 他
【録音】
2011~2012年, ヴィリニュス国立フィルハーモニック・ホール((1)~(4)), ベルリン・イエス=キリスト教会((5)) [デジタル:セッション]

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