生誕80年!『クラウディオ・アバド名盤~1600』(全25タイトル)

【アバド名盤~1600シリーズ】
現在の楽壇において最も尊敬を集める巨匠の一人、クラウディオ・アバド(1933.6.26ミラノ- )。
胃癌を克服し、ベルリン・フィル辞任後も多彩な活動を繰り広げているアバドの80歳を記念して、主に1980年代の録音に焦点をあて(一部90年代も含む)25タイトルをラインナップしました。
ミラノ・スカラ座(1968-1986)、ロンドン交響楽団(1979-1988)、シカゴ交響楽団(1982-1985)、ウィーン国立歌劇場(1986-1991)などの名だたるポストを掌中にし、名実ともにカラヤンの後継者としてベルリン・フィル芸術監督(1990-2002)に指名されたのは1989年。1980年代のアバドは最も勢いがあり、多彩な活動を精力的にこなしていた時期にあたり、数々の名演名録音を様々なオーケストラとドイツ・グラモフォンに録音しました。
主なラインナップとしては、ウィーン国立歌劇場音楽監督就任前後にウィーン・フィルとライヴで収録されたベートーヴェン交響曲全集。ロンドン交響楽団とのメンデルスゾーン交響曲全集からの3枚。そして、1981年にアバドの提唱によりECユース管弦楽団のOBを中心に設立されたヨーロッパ室内管弦楽団とのハイドンとシューベルトなど。満を持してスカラ座と録音されたヴェル・レクと、そのおよそ10年後にウィーン・フィルと録音された再録音も久々の再発となります。
ちょうど、アバドの誕生日、6月26日の発売です!
【クラウディオ・アバド~プロフィール】
指揮者。1933年ミラノ生まれ。父親が院長を務めていたヴェルディ音楽院で学び、54年からウィーン音楽アカデミーで学ぶ。58年クーセヴィツキー賞受賞。63年ミトロプーロス・コンクールで優勝。65年、カラヤンの推薦で出演したザルツブルク音楽祭で高い評価を得る。以降、ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場音楽監督を経て、89年ベルリン・フィルの音楽監督に就任。2001年のシーズンかぎりで辞任を表明。レパートリーは現代から古典、イタリア・オペラからドイツ・オペラまでと高いレベルで幅広い。