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評判の高いシェローとバレンボイムの「ヴォツェック」が“EuroArts”から登場

バレンボイム

1994年にベルリン国立歌劇場で上演されたベルクの「ヴォツェック」の映像です。
このプロダクションは、1992年にベルリン国立歌劇場の音楽総監督に就任したバレンボイムの初期の功績で、シェローの優れた演出とバレンボイムの熱の入った指揮によって大きな評判となりました。
1997年にはベルリン国立歌劇場の来日公演の演目として日本でも上演され、絶賛されました。
映像としては1998年にレーザーディスクで発売され、1998年度のレコードアカデミー賞の特別部門/ビデオ・ディスクを受賞しています。
出演者は、ヴォツェックを当たり役としウィーン国立歌劇場でのアバド指揮の上演でも歌っていたフランツ・グルントヘーバーをはじめ、マリーのヴァルトラウト・マイヤー、大尉のグレアム・クラーク、医者のギュンター・フォン・カンネンとすこぶる豪華。また脇役の徒弟職人に大ベテラン、ジークフリート・フォーゲルが配されているのは大劇場ならではの贅沢です。脇役の中に若き日のエントリク・ヴォトリヒやロマン・トレケルの名前があるのも嬉しいもの。
シェローの演出は、舞台上は簡素な装置ながら、劇場全体を用いて演劇性を高めたもの。「ヴォツェック」には意欲的なプロダクションの映像が多々ありますが、その中にあって20年近く前のこの舞台の映像はいまだ強い存在感を持っています。まだご覧になられていなければこの機会にぜひどうぞ。

【曲目】
ベルク:「ヴォツェック」
【演奏】
フランツ・グルントヘーバー(Br ヴォツェック)
ヴァルトラウト・マイヤー(Ms マリー)
グレアム・クラーク(T 大尉)
ギュンター・フォン・カンネン(Bs 医者)
マーク・ベイカー(T 鼓手長)
エントリク・ヴォトリヒ(T アンドレス)
ジークフリート・フォーゲル(Bs 第1 の徒弟職人)
ロマン・トレケル(Br 第2 の徒弟職人)
ペーター・メンツェル(T 白痴)
ダリア・シェヒター(A マルグレート)
ダニエル・バレンボイム(指)シュターツカペレ・ベルリン,
ベルリン国立歌劇場合唱団
パトリス・シェロー(演出)
【録音】
1994年4月、ベルリン
【仕様、他】
リージョン・コード:0
NTSC 4:3
97分
PCM-STEREO
字幕:独英仏伊西

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2013年03月21日 15:27

更新: 2013年03月21日 15:32