初出!67歳のケンプ最良のライヴ、夢のリリース

『ケンプ1962年シュヴェッツィンゲン音楽祭ライヴ』
ケンプの初出音源登場!
1962年、67歳のケンプ奇跡の名演が残されていました。演目はいずれも十八番ばかりで、まだ若々しい演奏の登場はファン狂喜と申せましょう。
ケンプはファンタジーとイマジネーションの展開に魅力のあるピアニストのため、セッションよりもコンサートに本領があると申せましょう。
この日も最初のタッチから、聴き手を平和で冒険に満ちた極上のケンプ・ワールドへ誘います。
彼自身の編曲によるヘンデルの「メヌエット」とモーツァルトの「パストラール変奏曲」は楽譜も入手容易なため、日本でも学習者の多い人気曲。とてもロマンティックな響きのする名編曲で、夢見心地のひとときを味わえます。
メインはシューベルトの「ピアノソナタ第16番」。「のだめカンタービレ」で人気となった曲ですが、ケンプの語り口の巧さは、まさに神業。
次いで奏される即興曲第3番が絶品。いつまでも聴いていたくなる世界です。
知名度と人気のわりに新音源がなかなか出現しないケンプ
SWRのオリジナル・テープからのリマスターで、音質も良好で、大満足の一枚です。
【曲目】
(1)ラモー: 3つの手/鳥のさえずり
(2)クープラン: シテール島の鐘
(3)ヘンデル(ケンプ編): メヌエット ト短調~ハープシコード組曲HWV434より
(4)モーツァルト(ケンプ編): パストラール変奏曲 K.Anh209b
(5)ベートーヴェン: ピアノソナタ第22番ヘ長調Op.54
(6)シューベルト: ピアノソナタ第16番イ短調D845 /即興曲変ト長調D899の3
【演奏】
ヴィルヘルム・ケンプ(Pf)
【録音】
1962年5月11日 シュヴェッツィンゲン城(ライヴ)