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『サイコ』に『荒野の用心棒』他サントラ・ファン注目ペトラ・ヘイデンのアカペラ映画音楽カバー

ペトラ・ヘイデンこれは映画音楽ファンも要注目の超個性派盤のため改めてご紹介。

ジャズ・シーンのみならず、通に信仰者を多くもつベーシスト、チャーリー・ヘイデンの娘にして、すでにインディ・ロック・シーンなどで注目されているペトラ・ヘイデンなのだが、彼女の新作 "PETRA GOES TO THE MOVIES"が大変。

つまりは、アレンジも凝りまくってのひとり多重録音アカペラ集。その選曲が「映画音楽」なのだが、選曲が、もうバリバリの映画音楽好き向けなのである。

『理由なき反抗』『タクシー・ドライバー』『暴力脱獄』『ニュー・シネマ・パラダイス』『荒野の用心棒』『サイコ』『ゴールドフィンガー』(歌詞付)『8 1/2』『トッツィー』(ギター伴奏あり)『スーパーマン』2曲、『マイ・ボディガード』『シェフとギャルソン リストランテの夜』『バグダッド・カフェ』(歌詞付・ピアノ伴奏あり)『ソーシャル・ネットワーク』『コードネームはファルコン』(歌詞付・ギター、ベース伴奏あり)がとりあげた作品。

レナード・ローゼンマンで始まって、ディス・イズ・ノット・アメリカ(ボウイ&メセニー)で終わる。サイコのあのメインタイトルをアカペラで録音し、ソーシャル・ネットワークは、もともとがエレクトロニカの楽曲を自身の声で再現する。

モリコーネ・ファンの方々にも、今までにないモリコーネ・カバーとして要チェック。『マイ・ボディガード』に至っては、未音盤化のデイヴ・グルーシンの名作のひとつである。なんという(誤解を恐れずに、この表現使うと)マニアックぶり。筋金入りです。

こうなってくると、先鋭アート系監督あたりから、サントラ担当自体の話も、来そうではないか、という傾倒ぶり。ちょっと驚きの盤のため、ピックアップ。

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2013年03月13日 09:53