ジョニー吉長、関連作品5タイトルが復刻

2012年6月4日、63歳で亡くなった日本屈指のドラマーであるジョニー吉長の関連作品5タイトルを緊急復刻リイシュー。ソロ・アルバム『ジョニー』『ジョニー・セカンド』『天[ten] 』、イエロー『イエロー』『バイブレイション(イエロー・ライブ)』の5作品。2012年デジタル・リマスタリング音源。小川真一氏による全作品新規書き下ろしライナー付き。
■ジョニー吉長『ジョニー』
これぞ、ジョニー吉長の原点。豪華アーティストを迎えた、記念すべきファースト・ソロ・アルバム。切れ味鋭いドラミングは勿論、味のあるヴォーカルも素晴らし過ぎ。参加ミュージシャンは豪華そのもの。ギタリストに山岸潤史、外道の加納秀人、CHARなどが参加。ベースにカシオペアの鳴瀬喜博、ロミー木下、コーラスには金子マリ。ロックの範疇にとどまらない、様々な音楽的要素が垣間見れるヴァラエティ豊かな楽曲を、創造性溢れる圧倒的な演奏力で覆いつくし、極上のケミストリーを生み出したジャパニーズ・ロックの名盤!!ロック好きであれば、避けては通れないマスト・アイテム。オリジナル発売:1977年
〔収録曲〕
01.SAMBA DEL SOL 太陽のサンバ
02.DOES IT GOTTA BE
03.INTERSECTION OF “EAST 16th” 東16番街交差点
04.TORNADO
05.SUGIYUKU TOKI NI 過ぎゆく時に
06.DUSK AT HOME
07.SECRETS OF THE SEA
08.GET UP
[MUSICIANS]
Johnny & His Company
Drums/Johnny Yoshinaga
Electric Guitar/Junshi Yamagishi,Hideto Kano,Char
Electric Bass/Yoshihiro Naruse,Romi Kinoshita
Keyboard/Teruyoshi Kokubu,Lucky Strick
Percussion/ Johnny Yoshinaga, Romi Kinoshita
Sax/Tetsu Nakamura
Chorus/Mari Kaneko & Big mama
Vocal/Johnny Yoshinaga
■ジョニー吉長『ジョニー・セカンド』
ジョニー吉長、ソロ名義によるセカンド・アルバム。タイト且つパワフルながら鋭さと繊細さを併せ持つドラミングの数々はまさに圧巻。また、卓越したヴォーカルもさらに表現力を増している。前作以上にヴァラエティに富んだ楽曲群は、アルバムの完成度を妨げるのではなく、より充実した内容へと昇華。スタンダード・ナンバーもジョニー流にアレンジされており、かなり刺激的。中でも、長野県民謡の「木曾節」を取り上げ、オリジナリティ溢れる曲に仕上げているのは特筆すべき点。参加ミュージシャンは前作に続き豪華布陣!!ギタリストに山岸潤史、永井光男を迎え、ベースにロミー木下、キーボードに難波弘之、コーラスには金子マリなど圧巻。ボーナス・トラックには名曲「ジプシー・ウーマン」のシングル・バージョンを収録。オリジナル発売:1978年
〔収録曲〕
01.ナイス・トゥー・ミート・ユー Nice To Meet You
02.ジプシー・ウーマン Gypsy Woman
03.キャッシー Cassy
04.雨 The Rain
05.トゥー・ヤング Too Young
06.煙が目にしみる Smoke Get In Your Eyes
07.イン・ザ・ムード(アウト・ザ・ムード) In The Mood
08.木曾節 Kiso Bushi
09.ハロー・サンタ Hellow Santa
-ボーナス・トラック-
10.ジプシー・ウーマン(シングル・バージョン) Gypsy Woman(single version)
[MUSICIANS]
Drums/Johnny Yoshinaga
Electric Guitar/Mitsuo Nagai,Junshi Yamagishi
Electric Bass/Romi Kinoshita
Keyboard/Hiroyuki Namba
Sax/Kouichi Matsukaze
Chorus & Chorus Arrange/Mari Kaneko
Strings Arrange/Tokihiko Morishita
Vocal/Johnny Yoshinaga
ジョニー吉長『天[ten] 』
ジョニー吉長、節目となる記念すべきソロ10作目はなんとライヴ盤。1992年7月10日、本牧アポロシアターにて収録。ジョニー吉長バンドをバックに従え、躍動するドラミングは最高そのもの。また円熟味を増したヴォーカルも素晴らしい。収録楽曲はソロ作品からだけではなく、ピンク・クラウド時代の曲も積極的に取り上げられ、ファンにとっては涙の嬉し過ぎる選曲。ジョニー吉長の歴史を俯瞰出来る内容だけに、LIVE盤とはいえマスト・アイテム間違いなし。ジョニーと盟友ロミー木下による完璧なリズム隊の上を、流麗なフレージングで盛り上げていく四人囃子の中心人物だった森園勝敏のギタープレイにも注目。そして何より、金子マリの熱くズ太いコーラスワークの存在感たるや、もうスゴ過ぎっ。キーボードはジャズ・ピアニストの大御所としても有名な佐山雅弘。豪華布陣が織り成す圧倒的なパワーに満ち溢れた極上のライヴ。ここにこそROCKの真髄がある。オリジナル発売:1992年
〔収録曲〕
01.Baby You’re Mine
02.In My Pocket
03.Gypsy Woman
04.Let’s Go Back Home
05.ありがとう
06.Thank You So
07.Relation Ship
08.Spirit Boat
09.羽根の中に
10.Give Me Your Smile
11.Feel So Blue
12.Doesn’t Mean Nothing(Nothing Just Nothing)
13.Headache
14.Would You Like It
15.Paradise
[1992年7月10日 本牧アポロシアターにて収録]
[MUSICIANS]
Johnny Yoshinaga Band
Vocal & Drums:Johnny Yoshinaga
Bass:Romy Kinoshita
Guitar:Katsutoshi Morizono
Keyboards:Masahiro Sayama
Chorus:Mari Kaneko,Machiko Sugaki
■イエロー『イエロー』
伝説のグループ“M”(エム)の垂水兄弟、JL&C、ピンク・クラウドのジョニー吉長、カルメンマキ&OZの川崎雅文らを擁した幻のロックバンド、イエロー。彼らが唯一残した貴重なスタジオ・アルバム。6人組と大所帯ながら、卓越した演奏力と非凡なアレンジセンス、圧倒的なオリジナリティを持ち合わせた、伝説のロックバンド“イエロー”の魅力が存分に味わえる珠玉の一枚。日本のロック黎明期を代表する名盤中の名盤。ダニー・ハザウェイの「ザ・ゲットー」や「ツァラトゥストラはかく語りき」をイエロー流に料理したインスト曲も最高の出来だが、日本語ロックの初期衝動をふんだんに取り込んだかのオリジナル曲があまりに秀逸。泉谷しげる初期の代表曲「国旗はためく下に」も大胆カヴァー。オリジナル発売:1975年
〔収録曲〕
01.イエロー(Getto/Yellow in kyoto)
02.夜明け前
03.教えて下さい
04.エコノミックアニマルに捧げる讃歌
05.宇宙(Also sprach Zarathustra)
06.男と女
07.国旗はためく下に
[MUSICIANS]
声楽・打楽器:垂水孝道
太鼓・和声:吉長信樹
六絃楽器・和声:中村純作
鍵盤楽器・和声:川崎雅文
四弦根音楽器・和声:垂水良道
打楽器・横笛:上田伸一
■イエロー『バイブレイション(イエロー・ライブ)』
伝説のロックバンド、イエローが残した唯一のライヴ・アルバムにして事実上のラスト・アルバム。1975年8月24日、日比谷野外音楽堂にて“一発録り真剣勝負”のサブ・タイトル通りライブ・レコーディングが敢行された。その時の貴重な音源が本作。ライブ・アルバムの名盤としてもよく取り上げられるこの作品、ロック好きには勿論マスト作。当日演奏された全14曲のうち、スタジオ・アルバムに収録されていない楽曲の中から厳選された全7曲を収録。ブラック・オーク・アーカンソーのカヴァー「ゴーイング・アップ」では、ジョニー吉長のドラム・ソロも大フィーチャー。泉谷しげるの「眠れない夜」、ザ・ビートルズの「ゲット・バック」も、いかにもイエローらしいアレンジで最高にクールにカヴァーしている。オリジナル発売:1975年
〔収録曲〕
01.オシビサⅠ(MUSIC FOR GONG GONG)
02.うつむいてばかり
03.ゴーイング・アップ(UP)
04.情の花
05.眠れない夜
06.イエローのテーマ
07.ゲット・バック(GET BACK)
[1975年8月24日 日比谷野外音楽堂実況録音]
[MUSICIANS]
声楽・打楽器:垂水孝道
太鼓・和声:吉長信樹
六絃楽器・和声:中村純作
鍵盤楽器・和声:川崎雅文
四弦根音楽器・和声:垂水良道
打楽器・横笛:上田伸一
タグ : リイシュー
掲載: 2012年09月02日 17:46