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ピアノの巨人、リヒテルによる60年代の協奏曲集がSACDハイブリッド化

掲載: 2012年07月18日 19:47

更新: 2012年07月19日 17:30

リヒテル

 

リヒテルの柔らかい美音も再現。まるで魔術。
リヒテルのグリーグとドヴォルザークがSACDハイブリッドで登場。

SACDハイブリッド盤。リヒテルによるグリーグのピアノ協奏曲といえば、マタチッチと共演した1974年録音が決定的名盤とされていますが、その10年前にコンドラシンと共演した録音は、まだ40歳代の彼の若々しさがみなぎっていて、より高く評価する向きも多いものでした。それが待望のSACD化。

マスター音源に起因する経年劣化はありますが、リヒテルのピアノのニュアンスは過去のどの復刻よりも細かくなり感動的。若々しいスピード感と情熱は独特で、第1楽章終盤のカデンツァの鬼気、さらに乗った時のリヒテルにしか出せない柔らかく純白な美音も震えがくるほど、聴き通さざるを得ない魔力を秘めています。北欧というより、完全なロシアの響きにしているコンドラシンの伴奏も豪快の極み。

リヒテルの十八番、ドヴォルザークの協奏曲はカルロス・クライバーとの1976年の録音が無二の価値を誇っていますが、こちらは本場チェコの演奏家たちとの共演で、国内盤発売の際はレコード芸術誌で激賞(特選)されました。マスター音源に起因するキンキンした音がしますが、それもすぐに気にならなくなり、リヒテルとスメターチェクの魔術にはまります。クライバー盤より自由なリヒテルの飛躍が味わえ、まさに絶品です。

 

【曲目】
(1) グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調 Op.16[録音:1964年3月23日/モスクワ]
(2)ドヴォルザーク:ピアノ協奏曲ト短調Op.33[ 録音:1966年6月2日/プラハ]
【演奏】
スヴャトスラフ・リヒテル(Pf)、キリル・コンドラシン(指)モスクワ交響楽団(1)、
ヴァーツラフ・スメターチェク(指)プラハ交響楽団(2)

 

リヒテル

※コチラも要チェック!
『リヒテル・イン・ワルシャワ スクリャービン・リサイタル』
1972年10月27日、ワルシャワでのライヴを収録した貴重な“オール・スクリャービン・プログラム”。

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