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日本ロック・シーンを先導してきた重要人物、井出靖の14年振りのアルバム

日本ロック・シーンを先導してきた重要人物、井出靖の14年振りのアルバム


これまでの日本ロック・シーンを先導してきた重要人物キーマン、井出靖が14年振りとなるアルバム『LATE NIGHT BLUES』を2012年6月27日にリリース。

彼の人脈でしかキャスティングできない豪華ミュージシャンが多数参加、ざっと名を挙げれば、ジェームス・チャンス、トム・ヴァーレイン(ex.テレヴィジョン)、ファンキー・ミーターズ、アーネスト・ラングリン、スタイル・スコット(Roots Radics)、DJ KRUSH、屋敷豪太(ex.シンプリー・レッド)、松永孝義(ex.ミュートビート)、田村玄一(リトルテンポ)、元晴(SOIL&"PIMP"SESSIONS)、中森泰弘(ヒックスヴィル)、堀江博久、Kenji Jammer(ex.シンプリー・レッド)、石井マサユキ(TICA, Gabby & Lopez)、金原千恵子、他。

 

『LATE NIGHT BLUES』収録楽曲:
1. LATE NIGHT BLUES
2. BRIAN'S ORGAN
3. VOODOO CHILE
4. BLACK NIGHT
5. BLACK NIGHT(FREEDOM JAZZ DANCE DUB)
6. DESERT SONG
7. SHADOWS OF FIRE
8. MEXICAN BLUES FUNK
9. HUSH
10. TENDERNESS
11. A PLACES IN THE SUN

 

これらニューヨーク、ニューオリンズ、ロンドン、ジャマイカ、東京で録音された生楽器演奏と、彼の精巧なカットアップ術により、不思議な、耳新しいロック/ブルース/ダブといったサウンドが誕生。すべてのROCK'NROLL ADULTに捧げる、アダルト向けロック・アルバムの決定盤が完成!今回は、このアルバムのライナーノーツとなる、著述家/湯山玲子が書き下ろした力作テキストをタワーレコードオンラインが全文独占全公開いたします!


湯山玲子書き下ろしのテキスト『井出靖の音楽の旅2012 ~南へ』全文はコチラ

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井出 靖 プロフィール
80年代、ヤン富田、MUTE BEAT、いとうせいこう等と共に、現在のシーンを形成する音楽的動勢に常に深く関わってきたプロデューサー/アーティスト。90年代には、ORIGINAL LOVE、小沢健二らのデビューを助力。BONNIE PINK、クレモンティーヌの他、最近では、金原千恵子などのプロデュースを手掛けている。現在のクラブシーンにおいても、FANTASTIC PLASTIC MACHINE、KYOTO JAZZ MASSIVE、MONDO GROSSO等と並んで、シーンを支え盛り上げてきた1人といえる。2005年より自身のレーベルGrand Galleryをスタート。リリースは全150タイトルにも及ぶ。


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今回のアルバムに参加した多数の豪華ミュージシャンたちについて、
井出靖さんから、コメントと推薦ディスクを1枚をずつピックアップしてもらいました!

 

 



【JAMES CHANCE】
JAMES CHANCE AND THE CONTRTIONS / BUY
1998年にNYで録音しました。当時彼はバーのマネージャーをしていて夜勤明けにも関わらず朝9時にバシッとスーツにリーゼントで登場してくれたのを覚えています。僕の1stのLONESOME ECHOがサックスケースに入っているのを見た時はあがりました。

 

 

【TOM VERLAINE】
TOM VERLAINE / WORDS FROM THE FRONT(※残念ながら廃盤です)
1998年夏NYで録音しました。2ndのPURPLE NOON録音時に次のアルバム用にと。二日間でPharoah SandersからLonnie Liston SmithまでLEGENDな方とのレコーディングでしたが、彼だけ異質というか、スタジオでギターの音を出した瞬間、そこはNYのアンダーグラウンド、NO WAVEの世界に変わりました。PATTI SMITHの初来日で日本に来るかも、と言って来なかったのを覚えています。

 

 



【THE FUNKY METERS】
The Meters / Struttin
1998年ニューオーリンズで録音しました。007 死ぬのは奴らだではないですが、ニューオーリンズからハイチへと受け継がれるVOODOO 、ジミ・ヘンのVOODOO CHILEをMETERSで、しかも録音はニューオーリンズで、と言うコンセプトのもとに行いました。当初はメロディーはストリングスで、と思っていましたが、時間も経って今回のようにDUBすることにしました。彼ら、特にAaron Neville、George Porter, Jr.と同じ時間を共有出来たことは大切な思い出です。ダニエルラノワのスタジオでの録音が直前にNGになったのだけが心残りです。

 

 

【ERNEST RANGLIN】
ERNEST RANGLIN / In Search of the Lost Riddim
1994年東京で録音しました。彼がJAZZ JAMAICAのメンバーとして初来日した時に、当時東北沢にあった、一番初めに手がけた店 FANTASTICAの2階のスタジオで。憧れの人だったので、サインを彼のレコードにもらいました!サインをもらうことが滅多にない僕なのですが。あ、RICOにももらったかな。今なお現役どころか、円熟と凄さを増していますよね。今年80歳、フジロックにも来ますよね。

 

 

【STYLE SCOTT】
Style Scott(Roots Radics) / Live at Channel One(All Dub Not Live)
1998年ジャマイカで録音しました。テキサスのオースティンで大きなレコード・フェアでの買い付けに合わせて。格安チケットを思い切り駆使しました。東京 ロサンゼルス ダラスオースティンヒューストンマイアミでキングストンでした。キングストンの空港で夜10時半にオーバーヒート石井さんと待ち合わせでした。強烈でした、なにもかも。AUGUSTUS PABLOのレコーディングがメインで行ったのですが、当日に体調不良でキャンセルになってしまって。STYLE SCOTTとは車の信号待ちで石井さんとSTYLEが偶然目を合わせて! いま空いてる?ドラムブレイクを録音しない? 彼の家にドラム・セットを取りに行ってスティクリのスタジオ2000で録音出来たのもいまは大切な思い出です。ジャマイカはあまりに出来事が沢山ありました。

 

 

【DJ KRUSH】
DJ Krush / Krush
1997年東京で録音しました。東北沢から渋谷に移った店の奥にスタジオを作ったのでそこで行いました。 ちょうどDJ VADIMらが出て来た頃で、KRUSHがかなりのトラック数をターンテーブルで録音したのを覚えています。次から次へと床に落ちて行くレコードの速さといったら。彼とJAMES CHANCEが参加してくれたBLACK NIGHTは当時12インチでリリースしたら好セールスですぐに売り切れたので、こうして時を経てアルバムに収録出来て嬉しいです。

 

 

【KENJI JAMMER】
Kenji Suzuki / Slower Works Better To Me
2010年に1曲と昨年末に1曲ロンドンのKENJI君のスタジオで録音しました。KENJI君のソロ・アルバム用の楽曲セレクトをしていた時に、あ、これは僕のソロで使いたい、と思うギター・ソロがあったので、それを寝かせておいて今年になって作ったのがDESSERT SONGです。あと昨年末にHUSHもお願いしました。KENJI君にはメロディーはスライドで、でも使わないかも、とあらかじめお願いしました。アルバムには入りませんでしたが、別バージョンとしてBOTTLE MIXとして今後リリースしたいと思います。キース・リチャードを意識したギターのリフがカッコイイです。

 

 

【屋敷豪太】
GOTA&THE HEART OF GOLD / SOMETHIN' TO TALK ABOUT(※残念ながら廃盤です)
これは録音というか、うちで原盤を持っている豪太くんのプレイの中からTOM VERLAINEが参加しているSHADOW OF FIREに合うパターンをはめました。生でサンプリングに近いのかな。

 

 



【松永孝義】
松永孝義 / The Main Man
今年東京のうちのスタジオで。松永さんにはHUSHをTHE CLASHのTHE GUNS OF BRIXTONのように、ベースが引っ張る曲にしたくて、お願いしました。あとERNEST RANGLINと松永さんのデータの中での共演もしてほしかったので、A PLACE IN THE SUNでもお願いしました。松永さんならではのベースのうねり、とやさしさ、が2曲で表現出来たかな、と思っています。

 

 

【石井マサユキ】
The Chang / DAY OFF(※残念ながら廃盤です)
今年東京のうちのスタジオで録音しました。TICAをうちからリリースさせてもらって以来、石井くんとは毎月店でやっているパーティーでの石井くんのソロ・ライブや、金原千恵子さんのバンド・メンバーでの参加や、その他レコーディングなどで、僕の感覚がわかりやすいのでお願いしました。レゲエとロック、両方に精通しているのも趣味が合います。

 

 



【元晴】
SOIL & "PIMP" SESSIONS / PIMP OF THE YEAR
今年東京のうちのスタジオで録音しました。元晴くんとはうちがリリースしたKENJI JAMMER、屋敷豪太、根岸孝旨のトリオ、KENJI、GOTA&NEGIのレコーディングで会ってからの付き合いです。そこから他の楽曲にも参加してもらったり、と。彼が新たなマウスピースで初めてサックスを録音した、思い出深い楽曲でもあります。

 

 

【堀江博久】
NEIL&IRAIZA / I LOVE NY(※残念ながら廃盤です)
今年東京の堀江くんのスタジオで録音しました。ブライアン・オーガーみたいなオルガンを、と思った瞬間、堀江くんに連絡していました。うちの太田とは堀江くんは一緒に録音をわりとよくしているのですが、知り合って長いのに一緒に録音したのは昨年からでした。元晴くんもそうですが、今後堀江くんともいろいろ楽しみです。

 

 



【中島ノブユキ】
中島ノブユキ / Cancellare
今年東京のうちのスタジオで録音しました。ERNEST RANGLINと松永さん、ここにもうひとつ魔法が欲しくて。中島くんのソロ・アルバムは大好きで、でもピアノではなくローズなのがよかった、かなと思っています。思えばこの曲だけあまり大きなEDITはしていません。

 

 

【高木完】
高木完 / FRUIT OF THE RHYTHM(※残念ながら廃盤です)
今年東京の完ちゃんのスタジオで録音しました。一番最後に録音したものです。DESSERT SONGを収録しようと決めた時に完ちゃんのEMSをダビングしたい、と思いました。3テイク録音して、こちらでEDITしました。何気にタイニィパンクスからレコーディングは交わることがなかったかも、といま書いていて思いました。

 

 



【田村玄一】
Little Tempo / 山と海
1993年東京の東北沢のスタジオで録音しました。ヤン富田さんのPARCO劇場でのライブの前後だったような。1stのLONESOME ECHOには収録しなかった楽曲です。当時、ジミヘンばりに演奏してもいい?とペダル・スティール・ギターでプレイしてくれたことを鮮烈に僕は覚えているのですが、玄ちゃんはまったく録音した記憶がないそうです苦笑。

 

 

【中森泰弘】
Hicksville / サンセット・プルヴァード(※残念ながら廃盤です)
1993年東京東北沢のスタジオで録音。ヒックスヴィルの中森くんにはLONESOME ECHOに数曲参加してもらっていて、今回のMEXICAN BLUES FUNKもその当時の演奏です。そしていまでも中森くんのギター・アンプ FENDER CHAMPを預からさせて頂いています。

 

 



【松田文】
SION / I GET REQUESTS~SION with Bun Matsuda~
2000年東京原宿のスタジオで録音しました。LONESOME ECHOでほとんどのギターを弾いてもらい、その後二人でBRONCOというユニットでEMIからアルバムもリリースしたこともある文さんとレコーディングこの曲はもともとポカリスエットの長尺のCM用でした。モノクロで風力発電所が写る、ロード・ムービーのような、のです。

 

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2012年06月26日 19:02

更新: 2012年06月26日 19:02