ジェフ・ミルズの“Sleeper Wakes”シリーズ第4弾
掲載: 2012年02月15日 11:37
更新: 2012年03月12日 17:00

Concept Story of “THE MESSENGER”
彼(スリーパー)は月へと脱出したものの、そこが荒涼とした無人の地ではないことを知る。地球からは見ることができない月の影の側でムーンナイトと称する生命体と出会ったのだ。地球の番人だと彼らは言う。巨大なクレーター(Aitken Basin)から月の核近くの地中深い場所へ連れていかれ、人間の生活空間に似た、おびただしい活動がある場所へたどり着く。工場のような、大きな緑がかった透明の容器が順番に並べられている倉庫のようなところへ連れて行かれる。ムーンナイトは今までスリーパーが経験してきたこと、ついに彼らと巡り合ったことは偶然ではなく、すべて計算されていたことだと説明する。ムーンナイトのメッセンジャーとして、彼らが追跡し研究している数々の出来事を記録するようにスリーパーの脳がセッティングされていたのだという。そしてムーンナイトは言う。人間は「産物」として作られたもの。宇宙のほかの次元の生命体のために開発されたもの。地球は宇宙内で人間を養える唯一無二の環境を備えた農業施設にすぎない、と。宇宙で求められている商品とは「人間の夢」だという。ムーンナイトは人間でいうならばエンジニアあるいは農夫であり、月は司令塔ということになる。時折人間は地球上でUFOを目撃するが、これは収穫をモニターするために地球に送られてきた監視船だったのだ。成長の度合いやパターンを計測するための。地球の気象変化は人間がさまざまな記憶、夢(悪夢)を生産しつづけるように意図的に操作されており、その結果夢の需要はますます大きくなる。人間が化粧品を使用するように、人間の夢は自分たちを飾り付け楽しい時間、ときにはバカ騒ぎを過ごすために使われるのだった。人間が自分の夢を覚えていないことが多いのは、それが抜き出され使用されてしまったからである。夢の切れ端がデジャビュとなって現れたりするのだ。しかし、どんな流行でもすたれるときがやってくる。人間の夢の需要は下降する一方で、ムーンナイトは地球を破壊し新しい産物を作るようリセットすることに決定する。地球の政府は長年ムーンナイトと人間の関係を知っており、地球を脱出する時間かせぎに交渉しようとしていたが、とうとう時間がなくなってしまった...。
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