限定生産盤~『ウラディミール・ホロヴィッツ・ザ・ヴィデオ・コレクション』[6DVD]
類稀なるヴィルトゥオーゾ、20世紀最大のピアニスト、ウラディミール・ホロヴィッツ(1904-1989)の1982年から1987年にかけてのさまざまな演奏を収録した6巻の映像作品を一つまとめたボックス・セットがソニー・クラシカルから登場します。これまで複数のレーベルから発売されていた6種類の映像が一つにまとめられたのは今回が初めてで、その晩年のいわば最円熟期の演奏をたっぷりと味わうことが出来ます。ニューヨークの自宅、モスクワ、ウィーン、ミラノなどさまざまな会場での演奏シーンのみならず、本人やワンダ夫人へのインタビュー、リハーサル・シーンなども交えて制作されたこれらの映像は、この世紀の名ピアニストの本質を探る上で欠かせない貴重なドキュメントといえましょう。
『ウラディミール・ホロヴィッツ・ザ・ヴィデオ・コレクション』
■DVD1 ホロヴィッツ・コンサート/ザ・ラスト・ロマンティック
ドイツ・グラモフォンと初めて専属契約を結んだホロヴィッツがその最初の録音をニューヨークの自宅で行う際に収録されたドキュメンタリー。この録音は、しばらく演奏活動から遠ざかっていたホロヴィッツが完全に復調し、最晩年の充実した演奏を繰り広げるようになる端緒となった。RCA時代からホロヴィッツの録音を手掛けてきたジャック・ファイファーのプロデュースで、収録が進められてゆく過程がホロヴィッツやワンダ夫人へのインタビューとともに描かれた名ドキュメンタリー。
■DVD2 ホロヴィッツ・イン・ロンドン
1982年5月、31年ぶりにヨーロッパに演奏旅行し、チャールズ皇太子の招待によってロンドンのロイヤル・フェスティヴァル・ホールで行われ、全世界に中継放映された演奏会の全演目を収録した映像。同時にRCAによる録音も行われ、演奏曲目の一部が「ホロヴィッツ・イン・ロンドン」としてLP発売され、ベストセラーを記録した(RCAへの最後の録音となった)のみならず、映像がVHSやベータマックス・テープで発売され、ホロヴィッツにとって初の映像ソフトとなった。
■DVD3 ホロヴィッツ・イン・モスクワ
1986年4月、61年ぶりに敀国ソ連を訪れ、2週間滞在したホロヴィッツはモスクワとレニングラードでリサイタルを行った。そのうち全世界に中継放映され、ドイツ・グラモフォンからレコード化されたモスクワ音楽院のリサイタルの全演目を収めた映像で、ホロヴィッツへのインタビューやドキュメンタリー映像も含まれている。
■DVD4 ホロヴィッツ・イン・ウィーン
1987年5月、50年ぶりにウィーンのムジークフェラインザールで行ったソロ・リサイタルの全演目を収録した映像。この約3週間後、6月21日のハンブルクでのリサイタルが生涯最後の公演となったため、ホロヴッツのライヴ映像としてはほぼ最後の記録と位置付けられる貴重なもの。
■DVD5 ホロヴィッツ・プレイズ・モーツァルト/ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488
1987年3月、生涯初のモーツァルトのピアノ協奏曲の録音をドイツ・グラモフォンに行った時のセッションの模様を追ったドキュメンタリー。共演は名匠ジュリーニ指揮するミラノ・スカラ座管弦楽団。録音会場で行われたジャーナリストへの記者会見の模様も収められている。
■DVD6 ドキュメンタリー「ホロヴィッツの想い出」
ホロヴィッツの没後に制作されたドキュメンタリーで、ホロヴィッツとワンダ夫人のさまざまなインタビューとホロヴィッツの演奏を織り交ぜてその生涯をたどるドキュメンタリー。演奏シーンはさまざまな映像作品から取られているが、特筆すべきは1974年に自宅で収録されたスクリャービン「炎に向かって」とショパン「序奏とロンド」の全曲演奏映像である。
【関連タイトル】