バレンボイム、チェリビダッケ&ミュンヘン・フィルによる91年映像がDVD化
掲載: 2011年11月10日 22:02
更新: 2011年11月10日 22:30

ブラームスに続き、初DVD化となる破格の内容
チェリビダッケ&ミュンヘン・フィル、バレンボイム独奏による
チャイコフスキー&シューマンのピアノ協奏曲集
メトロポリタン・ミュニヒが制作した一連のチェリビダッケ&ミュンヘン・フィルのコンサート映像作品がEUROARTより続々と復刻されていますが、ブラームス(20.66688)に続いて、バレンボイムをソリストに迎えたチャイコフスキーとシューマンのピアノ協奏曲集もまた初DVD化となります。
チェリビダッケにとって、正規の商業録音としてはともに唯一の内容であるふたつのピアノ協奏曲は、同一の音源を使用したCDもリリースされて初出時にも話題を集めたように、入念なリハーサルに裏付けられた精緻な音色のセンスと悠然たるテンポを基調に、途方もなく巨大な音楽が展開されるというもので、チェリビダッケ晩年の様式美が顕著な点では、同じ顔合わせによるブラームスと等しく、およそ破格というほかありません。
ピアノ独奏のバレンボイムは、シューマンの協奏曲を1972年にフィッシャー=ディースカウ指揮でセッション録音したのち、また、指揮者としてバレンボイムは、シューマンを1984年にミケランジェリ独奏でパリ管とライヴ録音、チャイコフスキーを2003年にラン・ラン独奏でシカゴ響とレコーディングしています。
かねがねバレンボイムは、チェリビダッケについて「わたしがこれまでに巡り合ったもっとも偉大なる音楽家のひとり」と公言してきましたが、現代屈指の巨匠ピアニストとして意欲的な活動を展開しながらも、どういうわけかバレンボイムの弾くチャイコフスキーは現状でもこれが唯一の録音のままというのは、次元のちがうチェリビダッケとのここでの共演を越えるのは自身至難との思いからなのかもしれません。
チェリビダッケ生誕100年の2012年も間近となったいま、2002年の初出よりほぼ10年ぶりとなるDVDでのカタログ復活は、ファンはもとより広く歓迎されるものとおもわれます。
【曲目】
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1 番変ロ短調Op.23
【演奏】
ダニエル・バレンボイム(P)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
セルジウ・チェリビダッケ(指揮)
【収録】
シューマン:1991年7月 エアランゲン・シュタットハレ(ライヴ)
チャイコフスキー:1991年10月 ミュンヘン,ガスタイク(ライヴ)
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カテゴリ : ニューリリース